短期的な収益に拘泥しない
社会が大きな転換期を迎えています。これまでの常識が常識ではないということが次々証明される出来事が起こってくるでしょう。
激動の社会とも言えますが、変化が激しい時こそ、この視点を持って経営できるかどうかが重要になってきます。裏を返すと目先の収益を追わないといけない経営をしている時点で破綻する可能性が高くなるということです。
経営者は社会の未来を組織的につくる役割を担う仕事です。そのために何を目的に、どのような戦略、戦術で経営資源をどのように分配するか。必要な資金調達を行うか。ここに注力する経営が求められます。
数名の個人事業レベルの事業であれば、自転車操業でも良いのかもしれませんが、社会の公器として社会の未来に関与する20名以上の社員を抱える組織の経営者であれば、最低限、雇用している社員の生活を不安ない状態で守るために、中長期の視点で経営の仕事をすることが必要ではないでしょうか。
著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com