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期待はせずに希望を持つ

自らに軸を持つことが大切です。

今大リーグで違法賭博問題が注目されており"信頼"や"裏切り"という言葉が世間を賑わせています。
その言葉の背景には、"信頼していたのに裏切られた"という相手軸の考え方が根底にあります。

信頼すること自体は悪いことではありません。但し、その信頼は無条件の信頼であることが前提です。

一般的に信頼すると言うのは相手が信頼に応えてくれるであろうという期待の裏返し、見返りを期待するものになっています。
無論、無条件の信頼も稀にあるのですが、そこには裏切りという結果はありません。

そもそも相手に何も求めていない、期待しないのですから裏切られるも、見返りも存在しないのです。

一方、希望を持つというのは自分軸の言葉です。そして中長期の視野を持つことにつながります。
希望を持つためには自ら考え、行動します。その結果が良い方向に出るよう、うまくいかなければ繰り返し考え、行動するのです。
環境や運にも影響を受けますが、外因だけに期待するのではなく、あくまでも、自らが考え、行動するという内因がメインです。

自らの言動の結果を受け止めるという軸ができれば、他者依存で常に他責で期待と裏切り(期待通りの結果にならないこと)で思い煩うことがなくなるのではないでしょうか。

希望を持って考え、行動することは原動力、推進力を上げるためには大切な要素ですし、何より物事を前向きに捉える回路を生み出します。

マイナス思考のサイクルで気持ちを沈めるのではなく、プラス方向に向かう思考のサイクルで自らの人生も好転させて行ってはどうでしょうか。

そもそも人生は山あり谷あり平坦な道あり、雨の日もあれば晴れの日もあるものです。
一喜一憂するのではなく、少し長い目で自分の人生や社会を俯瞰してみると、これまでとは違うものが見えてくるかもしれません。

著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com