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お金持ちはわがままというより自分に正直
私はスーパーで買ってきた、私にしてはちょっと高級な和牛ステーキを焼いた。
とても美味しそうな、牛脂のそそる香りがキッチンに立ち込める。
あぁなんて幸せなんだ♡
ステーキを皿に移し、ステーキソースをかけた。赤ワイン仕立てのステーキソースが、ちょうど1食分残っていたのだ。
席について早速ステーキにナイフを入れる。
ミディアムレアの肉から肉汁が溢れた。
「いただきます♡」
大きめの一切れを一気に口に運んだ。
美味しい。
けど、なんか違う…
今の私の口が求めている味と違っていると感じたのだ。
この些細な違和感に、昔は気付けなかった。
だって美味しいのは美味しいんだもの。
そういうものでしょ。と、食べ続けていただろう。
けれど今の私はこの違和感を逃さない。
私が欲しているのは何味?
塩胡椒?BBQ?さっぱりポン酢?焼き肉のタレ?にんにく醤油?塩わさび?…
私の知りうる味を片っ端から想像する。
「わさび醤油」だ!
私はステーキを赤ワインソースの海から救出し、わさび醤油味にして、再び口に頬張った。
とても格別に旨いと感じた。
幸せのエネルギーが部屋中に広がっている感じがした。
エネルギー出てるー!!
こんな些細なことだけど、セレブはこれを高級レストランでも当たり前にやるのだと思う。
叶恭子さんなら、
「もう1枚焼いてくださる?」
と言うに違いない。
※あくまで私の憶測です。
お金持ちは時に、メニューにない商品やサービスをリクエストする。
それはあくまで「わがまま」ということではなく、
「用意された物から選ぶ」という概念がなく、
『自分が答え』だ。
というスタンスで生きているからなのだと思う。
そしてなにより身体の声に正直、というか従っているのだと思う。
これがバシャールの言う『ワクワクすることをする』であり、『今ココ』であり、『思考を止める』ことなのだと思います。
思考で考えるのではなく、無意識になるのでもなく、身体の声に意識的になることが、ウェルビーイングの流れに乗ることなのだと理解が進んできました。