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82歳と語った「膣」
当店に月一で通ってくださっている
82歳のお姉様。
2回も書いたしそろそろ辞めにしよう
(クドいじゃん)と思ってたんだけど
ここまで歳を重ねながら
真剣に身体と向き合う方との会話は
これは共有せねば(使命感)
になる話題が多くて。
今回も書くことにしました。
で、これまでのあらすじ。
前回はイヤーセラピーの際、
お姉様の耳に耳垢栓塞を見つけます。
(耳垢が詰まって耳孔が塞がってくること)
その日は安全を考慮し
耳鼻科の受診を勧めました。
(耳鳴りは施術でなんとか寛解)
その後お姉様はコロナに罹患され
耳鼻科を受診できないまま本日に。
以前より更に、
なんなら両耳詰まってきてる。
今日は出来るだけ取ってみようと思い、
耳垢を軟化する液体を塗布しながら
慎重にしつこく削っていき・・・
結果、無事にほぼ取り出すことが出来ました。
めでたしめでたし!!
ということで、ここから本編です。
「わたし、あなたがこないだ言ってた
妙な事がなんだか忘れられなくてね」
えっ・・・・こわい・・・・
わたしはよく妙なこと言っちゃうけど
さすがに覚えがない・・・・
「最近、膣を、温めてみたのよ」
施術の際に使っていた
薬草のホットパッドを気に入って
お揃いしてくださり、
毎晩寝る時に股に挟むようになったらしい。
どうやらわたしは前回
「これで膣を温める」を
熱弁していたらしい。
「最初はお腹に乗っけてたんだけど
思い出してお股にしてから全然違うのよ。
今まで毎晩夜中に二度三度起きて
トイレに行ったりしてたのが
全く無くなったわ。ゼロよ」
わたしは膣ケアを妊娠中から始めて、
具体的には温活と膣ほぐしですけど、
これが身体のどこのセルフケアよりも
はるかに変化と効果がありました。
そのおかげでお産は助産師さんたちに
「経産婦並みの速さ」
と言われるくらいスムーズに進みました。
(初産の平均は12時間でわたしは6時間ほど)
まあスムーズと言いながら
何回も気絶しましたけども。
呼吸法とかヨガとか複合的に
準備をしていたのもあるだろうけど、
自分でもわかるくらいに良かったのは
セルフまたはパートナーからの膣ケア。
お姉様の場合、
冷えにより膀胱は硬く血管が収縮し、
夜中のトイレが頻回だったのかもしれません。
もちろん温める、が良いのは
膀胱だけではありませんが
結果的に心地良さも相まって
副交感神経が優位にはたらき
「よく眠れる」にもつながります。
と、理論上ではそうなんですが
それを妙だと思いながらも試してくれて
実際の体感で明らかに良いことがわかるのは
施術者としてもこの上ない喜び!
「いくつになっても
有り難いのは人の言葉よ。
気づかないと始まらないものね」
お姉様の何気ないひとことは
いつもわたしにブッ刺さる。
「どういうわけか分からないけど
ここに来ると体調が良くなるのよ。
宗教とはまた違うんだけど笑
ここが本当に好きなのよ」
宗教・・・
「もう使わないからって、
ほったらかしにしちゃダメよね」
noteではまらだけでなく膣の話ももっと
お話ししていきたいと思っていますが
膣は生殖器である以前に、
死ぬまで女性にとっての身体の芯。
パートナーのためでも
誰のためでもない自分のもの。
その意識を持ち、知り、大切に扱うことは
何歳になってからでも遅くないし
意識すれば身体も未来も
ちゃんと変容すると思っています。
今回は意図せぬ形で伝わっていましたけど笑
その大切さをピュアに発信する意義を感じさせていただいた一日でした。
1300文字
ご覧いただいてどうも有難う。
ふ