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FUCKという感性
今年はOkurumiを作って
色々盛り盛り巻き起こった年ですが
お客様との時間の中で
いまだに忘れられないというか
時々思い出してププってなるのが
「藤さんってナルシストですよね」
と言われたことでした。笑
(満更でもなかったのと
わたしもその類の人が好きだな!と
激しく同意しあった日)
わたしの価値観とか行動原理は
アンチテーゼからなることが多いです。
つまりFUCKという感性です。
丁寧に日本語訳いたしますと
人の振り見て我が振り直せです。
我はそうはすまい
我はこのほうが好ましい
ですので常に我がそこにあります。
音楽とて同じですが
わたしは耳障りのいい応援歌が大嫌いで、
頑張れ!とか止まない雨は無いよとか
対象が「あなた」ばかりだと感じた時に
貴様はいったいどこから
ものを言ってるつもりだと思っちゃう。
きっとこういう曲や
「あなた」に発信されているものが
心地よく感じられているうちは
まだ人のそういう言葉に耳を貸す
余裕があるということなんだろう。
この世の地獄みたいなものを味わった時
そんな言葉はノイズでしかない。
他人がどうこう出来るものではなく
自らが立ち上がるほか無い深い絶望。
絶望をそのまま受け入れてくれて、
そっと見守ってくれる深い懐のある曲。
だから稼ぐハウツーとか
売れるノウハウとか
イかせる方法
モテる方法
殊更浅ましい。
もっと世の中のみなさんの
したたかな「わたし」を拝受したい。
承認してほしいなんて要らないから
わたしはあなたを元気にして差し上げたいと言われたい。
たいへん危険でセンシティブな
FUCK.
正しく用いればきっと
わたし自身の真心に触れることが
できるでしょう。
朝から、どうもお粗末様です。
ふ