ねぇ、まだなの？！🧸その3

親愛なる12月のカラーさま

びっくりしないでください。

アンディーとクマクマのところに行くことになりました。

だって、待っていてもあなたが来てくれるとは思えないから。きっと訳があるんだと思うんです。

あなたの友人のクマクマなら知っていると思うから、会いに行ってきます。

どう行くのかって？

それはサンタさんに聞いて！！

わたしもアンディーもまだ知らないの。でも、サンタさんはちゃんと北極まで連れて行ってくれるって約束してくださったもの。

もし、あなたが北極のあたりにまだいたら、そこで待ち合わせしましょう。

それと、クマクマの大好きなクッキーを持っていく予定です。

あなたも好きかしら？

＊＊＊

アンディー:寒いね……

マーガレット:北極はもっと寒いわ。

アンディー:大丈夫かな？ぼく、パジャマしか持ってきてないけど。

マーガレット:わたしなんて、急におばさまが遊びに来てしまったから、小さなハンカチくらいよ。でも大丈夫。サンタさんは完璧よ。

アンディー:そうだよね、なんてったって、サンタクロースだもんね！

マーガレット・アンディー:……！！

アンディー:ぼくが電話をとるよ、もしもし……

？:……

アンディー:もしもーーーし……

サンタ:あぁ、すまない、すまない。トナカイが電話をかけてしまったようだ。

でも時間ピッタリだ！さすがは長年のパートナー。よしよし……

じゃあ、準備はいいかね？

アンディー:あ、あの……

サンタ:ほーほほい！なぁに、心配はいらないよ。彼らが君たちを今から迎えに行くからね。

アンディー:彼ら？誰？

サンタ:すぐにわかるよ！ほほーい！！

アンディー:サンタさーん！！切れちゃった……マーガレット？マーガレット！！

マーガレット:見て！！

アンディー:え……

マーガレット:アンディーーー！！

アンディー:うわぁ〜〜〜！！！

＊＊＊

マーガレット:アンディー、起きて……

アンディー:あれ？ここは……なんかトンネルがあって……

パール:ハイ……コンニチハ！ワタシタチ　ハ　パール。サンタクロース　二　オネガイサレテ　キマシタ。

アンディー:君はパールって言うの？ぼくはアンディー。

マーガレット:わたしはマーガレットよ。よろしく。サンタクロースとお友達なの？

パール:ハイ。

アンディー:なんかダンボールみたいだね。

パール:ダンボールッテ　ナンデスカ？

アンディー:ダンボールは何か入れるものだよ。紙で出来てるんだ。君とそっくり。でも、手や足はないし、おしゃべりも出来ないよ。

パール:ソレハ　シンカノトチュウ　デス。

マーガレット:しんか……？

パール:ソレヨリ　ドコ　イキタイデスカ？

マーガレット:北極よ！クマクマに会いたいの！！

パール:ワカリマシタ。

アンディー:でも、どうやっていくの？

パール:ココハ　ジクウカン　イドウ　ソウチ。

サンタ:ほほーい！よく来たね！

マーガレット・アンディー:サンタクロース？！

サンタ:さぁ、こっちへどうぞ。パール、頼んだよ！

パール:ホッキョク　ヘ　マイリマス！

＊＊＊

アンディー:ついたの？

マーガレット:みたいね。

アンディー:サンタさんはトナカイに乗ってるんだと思ってたよ。

マーガレット:トナカイさんは今、休憩中なんですって。

パール:ワタシガ　クマクマサン　ノ　トコロニ　オツレシマス。

アンディー:君も来てくれたんだね！

マーガレット:はやく行きましょう！

パール:ソノマエニ　オカシヲ　ドーゾ。

アンディー:ぼくの大好きなお菓子！

マーガレット:わたしもよ！ありがとう、パールさん。

パール:ドウイタシマシテ。

アンディー:北極ってもっと寒いと思ってたよ。そんなでもないんだね。

パール:サンジュウゴジカン　ハ　サムクナリマセン。ソノアイダニ　クマクマサン二　アイニイキマショウ。

マーガレット:魔法みたいね。

アンディー:すごいや！

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

『北極行ったことある？』

ひょっこり！！

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