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ねぇ、まだなの?!🧸その2
親愛なる12月のカラーさま
とうとうあなたの友人のクマクマまでいなくなってしまい、わたしはあなたに今年会えないのかもしれないと思うようになりました。
でも、わたしはあなたがきっとどこかでチョコレートパイやシナモンのかかった甘いアップルパイを食べていて、遅くなっているのではないかな?なんて思っています。
目の前にあったら、食べないわけにはいかないでしょうから!!
もし、そうならわたしのママも上手に作ります。
そしたら、アンディーと3人で、あとクマクマも一緒に食べたいなと思います。
***
アンディー:マーガレットぉ〜、寒いからお家入ろうよぉ〜!!
マーガレット:もう少し、もう少しだけ!!
ママ:2人とも、ご飯食べてしまなさいっ!!
マーガレット・アンディー:はーい!!
アンディー:きっと、もうこないよ……
マーガレット:ううん、まだわからないわ!
ママ:聞いてるの?!
マーガレット・アンディー:はーーーい!!
***
マーガレット:クマクマから連絡ない?
アンディー:ないよ。
ママ:クマクマって?
マーガレット:ううん、何でもない!ごちそうさま、アンディーお部屋で遊びましょ!
アンディー:ごちそうさまでした!
***
マーガレット:わたし、考えたの!
アンディー:何を?
マーガレット:待っててもこないのよ!だから、わたし会いに行くことにしたの!!
アンディー:誰に?
マーガレット:もちろん、クマクマよ!彼なら知ってるハズ。だって、突然いなくなっちゃったんですもの。きっと何かあるわ。
アンディー:クマクマは北極にいるんだよ。ぼくたちのところからうーーーんと遠くって言ってた。
マーガレット:これを使うの!
アンディー:何コレ?
マーガレット:おじいちゃんにもらったの。昔はね、これで誰かとお話が出来たんですって。
アンディー:これで?!
マーガレット:うん、そうなの。それでね、昨日パパに頼んで使えるようにしてもらったの。
アンディー:使えないよ!
マーガレット:パパは何でも出来るんだから、いい?こうやって……
あれ?うーーーん……
アンディー:はははっ!やっぱりね。
?:ほーい、ほい!君は誰かね?
マーガレット:繋がったわ!……マーガレットよ!クマクマのところに行きたいの。でも、北極までは遠いから、どうしたらいいのかしら?
アンディー:誰と話してるの?
マーガレット:わからない……
アンディー:えっ?!
サンタ:わたしはサンタクロースだよ、知っているかな?
マーガレット・アンディー:サンタクロース?!!
サンタ:今年はいい子にしてたかな?
マーガレット:もちろんよ、ママのお手伝いもしたし、お洋服もたためるようになったわ!
アンディー:ぼくは隣のおばあさんの飼ってる犬の散歩を毎日してるよ!
サンタ:ほほーい!それはいい子にしていたようだね。じゃあ、今年のクリスマスプレゼントは君たちを北極に連れて行ってあげよう!
マーガレット・アンディー:やったーーー!!!……でも、どうやって?
サンタ:じゃあ、楽しんでおいで!ほーほほい!!
***
マーガレット:急いで準備しなきゃ!今日はうちに泊まることにするの、わかった?
アンディー:わかった。ママに話してくる。何を持ってけばいい?
マーガレット:そうね、クマクマの好きなクッキーが良さそう。
アンディー:まだあると思う、じゃあ、あとでね。
マーガレット:アンディー、これはわたしたちだけの秘密よ!
アンディー:もちろん!!
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
『まだつづくよ!』
ひょっこり!!
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