そういうとき、である。
娘、八ヶ月。
ようやく、夜泣きでスパイシーだった夜を、少しばかり抜けた予感。
産まれた頃から、どこでもいつでも寝れちゃいます!というタイプの人ではなかったけれど、新生児期の一時間毎に授乳やオムツ替えで起きてしまう日々よりも、ここニヶ月ばかりの夜泣きのほうがびっくりするくらいタフだった。
娘の場合、寝てから一時間もせずにふぇんふぇんと泣きだし、そこからなかなかうまく眠れず、母が抱きしめていないとイヤっ(かわいいけど困った。でも、かわいい)という感じで、私も九時には布団に入り、とんとんしながらぎゅっと抱きしめ続ける。ふぇんふぇんしている娘に「だいじょうぶよ、だいじょうぶ。」と呪文のように声をかけながら、彼女が落ち着いたタイミングで一瞬仮眠する、というような夜を繰り返し、繰り返し。
大変だったけれど、“そういうとき”である、ということでしかない、この夜泣き。でも、そういうときである、けど、まあ大変だった。
夜泣きに限らず、子育てをしているとこういう“どうしようもない”ことっていっぱいあるんだろうな。あ、子育てではその回数が多いだけで、子育てに限らず、他者と共に生きると、そういうことっていっぱいあるか。
はぁーあっぱれ、全人類!
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