最後の日は、あたりまえの日常。
2021年3月26日、金曜日。2020年度、うみのこ最後の日。
みんなといっぱい遊びたい、この子と過ごしたい、ここで遊びたい、こんなことしたい、うれしい、たのしい、さみしい・・・きっといろんな気持ちを抱いているんだろうなあと思う、子どもたちの表情や姿に出会う一日でした。
その一方で、彼らにとってはこの最後の日という特別な日も、何気ない日常と変わらない日なのだ、と感じる場面もたくさんあった。
たとえば、うみのこの大人たちは、“最後の日だし、みんなで遊べてもいいよねぇ。よく行く逗子海岸とか蘆花公園で。”と思い、朝の集いで「今日はどこで過ごしたい?」といつもと同じように聞く時に、(今思うと余計な一言だったかもしれないが)「ちなみにさ、大人たちはせっかくだからみんなで同じところに行っても楽しいかなあと思っているんだー」と伝えてみた。のだけれど、その思いとは裏腹に、自分の遊びたいところで、一緒に過ごしたい人 / 遊びたいことで遊ぶと決め、少し離れたところにある公園と、うみのじどうかん(園舎)で過ごすことになった。
最後くらい、笑顔で気持ちよく過ごせるといいなーとも思っていたが、いつものようにケンカして、泣いて、でも笑いあってもいた。
正直に言えば、「えぇ、こんな日くらいさあ〜」とも思ったのだけれど、でも、この最後の日を特別な日ではなく日常として過ごす子どもたちを見て、彼らにとってあたりまえな生活、自分の居場所になっているんだなとも感じて、ああよかったと心から思った。
この居場所と関係性が、4月からも子どもたちのものであるように。
また、いつものように出迎えていきたい。
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