ハロー、こだわり期!
先日、また一つ年を重ねました。
誕生日の朝、「ハッピーバースデー」の歌を歌ってくれた龍と吹。その後「おめでとう」と言った龍の言葉に被せるように、「ふきは2さい!」と4月生まれの吹が言い、そこから彼女の誕生日のお祝いで、その日2回目の「ハッピーバースデー」を歌いました。それがなんだかとても幸せでした。
さて、今回で8通目になるそんな吹への手紙。今日も綴っていきます。
吹へ
順調に、いわゆるイヤイヤ期に片足を突っ込みはじめましたね。
これを読めるようになった頃には、あなたはすっかり忘れているだろうけど、ご不満そうな表情で首を傾け部屋の片隅に佇んだり、食べ物を床に自ら落としては「おちちゃった!」と怒ったり、道端でおねんねムーブをかましたりしています。
でも、そんな吹を見ていて気づくのは、「イヤイヤ期」というより「こだわり期」にいるのかなということ。
今までも「こうしたい」という気持ちがなかったわけでなく、生まれたときから「こうがいい」はあるんだけれど、そのご主張が随分とハッキリと、しかもものすごく特定なものになっている時期なんだろうなと思うんです。
たとえば、りんごを食べる時、だいたい同じ大きさにカットされていても「これ」と必ず選びたいし、それを途中ですりりんごにしたいし、そのすりりんごは決まったお皿とスプーンで食べたい。
洋服を脱ぐのを自分でやりたい日もあれば手伝ってほしい日もあって、手伝ってほしいのが、父母でも、ソフィ(吹の大事なうさぎのぬいぐるみ)でもなく、大根っていう日がある。
何より「かわいい」がよくて、全身赤コーデにしたり、髪にいくつもピンをつけたり、このハートの服じゃなきゃイヤ!と洗濯させてくれなかったり
する。
残念なことに、その吹の「こうしたい」を父ちゃん母ちゃんが100%掴みきれるわけもなく、「そうじゃない!」「いや!」と大騒ぎな毎日で、大変ではあるのだけれど、どちらかというと大変なのはあなただし、よくもまあ、そんなに細かく「こうしたい」「こうがいい」がうまれてくるもんだなあと、なんかもう一周まわって大拍手な気持ちです。あっぱれ、吹さん!
しかもここ数日の間に、そこから一歩先に進んじゃって、お風呂に誘ったり、登園しようと声をかけると、「これよんでからね、まっててね」とこちらのことを気遣うような表現をしてくれるようになりました。その1冊で終わらず、「これよんでからね、まっててね」のやりとりがそこから5、6回続くというオチ付きではあるのだけれど。笑
このこだわり期はいつまで続くのか・・・と考えると、クラクラする日もあります。でも、その何倍もとっても愛おしく感じるし、この積み重ねが吹という人間の輪郭をつくっていくんだろうなと、大切に思っています。だから、安心して「こうしたい」をご主張してください。
今日はこの辺で。また書きます。
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