好きな時間。
あー、前回書いてから二週間経っちゃう・・・と思ったら、パソコンを開くのが億劫になってしまっていたのだけれど、娘との日々を書き残すこの時間は、私にとって自分を癒し、彼女を抱きしめなおす大切な時間になっている(ここからさらになっていく)と思うので、のんびり続けていきたいと思う。
今回で三回目。いや、三通目。一歳半になった娘への手紙のつもりで、書いていきます。
吹へ
今日は家でこの手紙を書いています。普段、お母さんは文章を書くときあまり音楽は聴かないのだけれど、あなたへ手紙を綴るなら・・・と、原田郁子さんの「気配と余韻」というアルバムを聴いています。なんだか吹らしいなと思って。
さて、今回はいきなり質問からはじめます。
『吹は、一日の中で好きな時間はありますか?』
食べることが大好きで、四六時中「あーむっ!」と言っているあなたは「食事の時間」が一番好きな時間でしょうか。
なんでこんなことを聞いたかというと、お母さんは最近改めて、あなたを保育園にお迎えに行く時間が好きだなあと感じているんです。
理由はいくつかあって、一つはあなたに会えるのが嬉しいから。毎日一緒にいるのに、毎日「会えて嬉しい」と思える人がいるって、こんな幸せなことないなと思っています。母ちゃんが保育園の門を開け入ってくるのに気がつくと、「やったー!やったー!」と言いながら小躍りしてくれるあなたなら、この気持ちわかってくれるかな。
もう一つは、毎日同じようにお迎えにいくことで、自然と定点観察をすることになって、“今のあなた”が見えてくるから。
どういうことかというと、たとえば、吹は園舎を出る前にその時園にいる一人ひとりとタッチをしたがるのだけど、春は特定の先生にだけしかしなかったし、つい最近まで友だちに対しては、この子には「たっち(しよう)」と言えるけどあの子には言えないとか、相手が手を出してくれても恥ずかしくてできない、ということがあったりしました。
お母さんはそういう吹の姿から、「この先生が(今の)吹の安全基地になってくださっているんだな」とか、「ほお、この子にも自分を出せるようになったんだ」ということを感じ、一人温かい気持ちになったり、にたにたしたりしています。変なのと思うかもしれないけれど、この時間がとても好きなんです。
今日ももう少ししたら、あなたを迎えにいきます。その前に、食べるのが大好きなあなたの夕食の準備をしなくっちゃ。
また来週書きます。
吹、それではまたあとで。
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