【女性のキャリア】他人の分まで働いていないか?
「だって私がやらないと誰もやらないから」
私たちがせっせと他の人が本来やるべき仕事を受けている間に、他の社員は着々と好きな仕事を進めてキャリアを築いている可能性があります。
昇進は、成し遂げられた仕事の結果に対する報酬のため、ただ闇雲に「頑張っている」だけでは評価がされません。私はこれに社会人になってからしばらく気が付かず苦労しました。
目立たない、それほど重要ではない仕事、あなたがやらなくてもいい仕事まで安請け合いするのはやめましょう。それをやって周りのみんなが明日からあなたを大切に扱ってくれるわけではありません。
マネジメントの役割は部下の分まで働くことではない
「こんなにたくさんできません」などと、あなたに愚痴を吐いている部下がいる場合。肩代わりはしないでください。つい自分でやってしまう方が早いとか、レベル高く仕上げることができるとか思ってしまうかと思いますが、あなたの役割は指導をすることです。
部下に成功体験を感じさせて自信をつけさせてもっとやる気を出してもらう。できない場合、同僚と調整をする方法を考えさせる、どうしたらこれができるようになると思うのかを考えさせる。
あくまで部下の取り組みでその状況を解決できる手助けをしてください。そういった前向きかつ、困難を乗り越えている体験をさせてくれていると感じる上司は仕事への覚悟を感じます。信頼も増します。
休憩をしっかり取る、早めに帰る
少なくとも90分ごとにデスクから離れて一息を入れましょう。週に1回くらいはランチを同僚や友人と楽しみましょう。(もちろん1人でのんびりと外に行くでも。オフィスの外でリフレッシュすることが大切。)
昼休みを有効活用しましょう。同僚の仕事を手伝う時間にするのではなく、自分のためになる時間にしましょう。散歩をしたり本を読んだり、軽い用事を済ませるでも、ちょっといいコーヒーをテイクアウトするでもいいです。
もし「私にはそんな時間はない」とイライラする気持ちになってこの文章を読んでいるとしたらかなりストレスが溜まっている状態。あなたは本来の他人の分まで仕事をしている状況の可能性が高い。この60分の自分のための休憩をなくしてイライラすることで得られるメリットを紙に5つ書き出してみてください。
本当に自由に動けないかどうかが、分かるかと思います。
まとめ
・大抵のことはあなただけの責任ではない。背負わない
・下働きをしすぎない
・実務主義者になりすぎるとキャリアの観点では損をしやすい
・「手伝ってあげたいけど、私も手一杯だからごめんなさい」を練習しよう
・相手のできていなさは相手の課題なのであなたがフォローする義理はないと考えよう