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有馬記念UEオープンTier表

はろーはろー、ただのぬーぶさんだよ。

Xで『UEオープンのTier表を投下しましたので、その解説です。
こちらにはウマ娘星人向け要素が多分に含まれています。
話半分くらいで読み飛ばしてください。

したっけ、れっつごー!



Tier - SS

・クリスマスパーマー

前提として、大逃げは完走に多くの耐力(スタミナ)が必要となります。
というのも、大逃げには複数が競合して位置取り争いが発生した場合に、通常の3.5倍もの耐力を消耗してしまう仕様が存在するためです。
これは従来のオープンリーグでは到底耐えることのできないものでした。

……が。時代は変わるもの。
現在の環境であれば現実的に位置取り争いに耐えて、勝ち負けをすることができるようになりました。
具体的な目安としては、

スタミナ1200+緑120 / 根性900~950 / 5.5%回復3つ + 猫マヤ継承

上記のステータスと回復スキルを確保すれば、耐える大逃げが可能です。
詳しいあれこれにつきましては、ほぺさんのスタミナ計算機をご参照いただくと理解が早いです。

大逃げのキーワードは【回復力×最大火力×制圧力】
まずはそれぞれのキーワードを紐解いていきましょう。

【回復力】
クリスマスパーマーの優れている点はココ。
自前進化スキル『メリ☆クリ↑パーリー』で5.5%回復を一つ持ち合わせていますので、スタミナシャカールの『連鎖反応』と合わせて、他に何か一つ5.5%回復を積むだけで耐える大逃げ化することができます。大変にエコ。

最大火力
読んで字のごとし。そのウマが稼ぐ最大バ身を指します。
各ウマに要求されるスキル自体はそれほど変わらないため、

『固有スキル』+『進化スキル』+『他の覚醒スキル』

が、稼ぐバ身と考えてください。
以下にそれぞれの大逃げウマで概算を列記します。

▼クリスマスパーマー
『jingle all the way』            7.15m
『メリ☆クリ↑パーリー』       3.30m
『北風一蹴』              2.23m ※中盤発動時
              合計  12.68m
 ▼通常パーマー
『ぶっちぎりロード』       4.72m
『パないっしょ?』        4.16m
『テンアゲスタイル』       4.37m
              合計  13.25m
 ▼赤ヘリオス
『ノッてけ、マッシュアップ!』  5.01m
『トレンド先取り☆』       0.62m
『トップランナー進化』      3.97m ※サポカから取得→進化
              合計 9.60m
 ▼カツラギエース
『暁の御旗『葛城栄主』!』    3.57m
『してやったり!』        0.62m
『踏ませぬ影』          2.50m
『トップランナー進化』      3.97m ※サポカから取得→進化
              合計  10.66m

※『万里一空』『勝ち鬨』『アンスキ』『先手必勝』『地固め』『長距離直線◎』前提

このような感じで両パーマーが頭一つ抜けています。

赤ヘリオス、カツラギエースは両パーマーの『先手必勝』枠を他のサポートカードの金スキルに替えることができますが、『先手必勝』の進化で獲得する利益より、両パーマーの進化スキルでの強化幅が上回るため、最大火力で勝ることは難しくなっています。
先手必勝進化』での伸びしろが少ないとも言えますね。

――じゃあ、ぬーぶさんよ。
大逃げはパーマー以外、勝てないのかい?


……と問われるとそうでもないのが、大逃げの厄介なところ。
それは大逃げの勝ち負けはポジションキープの独特な仕様と、次に解説する【制圧力】に大きく左右されるからです。

制圧力
大逃げウマは固有スキルの発動に、ほとんどの場合「1位であること」を要求されます。
ここでピンと来たあなたは、なかなか逃げを理解っていますね。
そうです。

パーマーが強いなら、1位を取らせなければヨシ!

といったところで重要になってくるのが、本項で解説する【制圧力】です。
大仰な書き方をしていますが、要は序盤~中盤にかけての強さのこと。

この部分については、序盤で発動する固有『ノッてけ、マッシュアップ!』を持ち、外付で『トップランナー』を搭載することができる赤ヘリオスが頭一つ抜けた実力を持っています。

しかしながら、逃げのポジションキープは先頭を走るよりも、2位以下から追い上げた方が利益を出せるため、闇雲にハナを取ることが必ずしも正解とは限りません。

たとえば、高い制圧力を持つ赤ヘリオスやカツラギエースですが、その一方で序盤に獲得利益のほとんどを吐き出してしまうため、中盤以降には明確な弱さを抱えており、2位から順位を上げたウマにまくられてしまうケースがしばしば見受けられます。

逆にクリスマスパーマーは後から利益を出せるため、しっかりポジションキープで追いすがることができれば、後ろから追い抜いたタイミングで固有を発動して終盤接続につなげることが可能です。

今期の大逃げには総合力が求められますが、それらすべてを高い水準で持ち合わせているクリスマスパーマーは、やはり他の大逃げと比べても一枚上手にいるように思います。

▼大逃げ総合評価▼
回復力  ★★★★★
最大火力 ★★★★★
制圧力  ★★★☆☆
安定性  ★★★★☆

Tier - S

・通常パーマー

クリスマスパーマーを出せないトレーナー向けの代替枠ではありますが、完全な下位互換というわけではなく、独自の強みを持ち合わせています。

固有スキル『ぶっちぎりロード』が5.5%回復のため、賢さによる不発を考慮する必要がなく、回復スキルの安定感はピカイチ。

他にも『お先に失礼!』の進化スキル『パないっしょ?』。
実質ふたつめの『トップランナー』である『テンアゲスタイル』は、制圧力への貢献度が高く、他のウマでは取得困難 or 不可能なスキルなので、この部分は通常パーマーにしかない強みと言えます。

自前の緑スキル『伏兵』も有馬記念の大逃げ候補では唯一無二で、大逃げを出すトレーナーが自分のみという状況においては、クリスマスパーマーを上回る火力が出せることも。

一方で欠点は固有の発動条件が極めてシビアなことです。
一度でも3位以下に落ちてしまったが最後、後で抜き返そうと固有を発動させることができません。
不発するのが速度効果だけならまだよかったのですが、5.5%回復もまとめてなかったことになってしまうため、どうしても対大逃げの挙動が不安定になりがちです。
大逃げがあまりに流行するならTier A落ちもあるかも(?)しれません。

▼大逃げ総合評価▼
回復力  ★★★★☆
最大火力 ★★★★★
制圧力  ★★★★☆
安定性  ★★☆☆☆

・ヒシミラクル(差し)

環境が生んだ怪物。
それがふつーのウマ娘ことヒシミラクルです。
その強さの本質は純粋な火力に加えてスキルPtの圧縮性能。

まずは条件付ながら『 0.45m/s × 6秒 』と無法の域に達した固有スキル『Bang☆ミラクるわせ!』
この固有が優れているのは火力はモチロンですが、発動地点が最終コーナー後半のため、総大将スペの継承スキル『威風堂々、夢錦』のトリガーとして利用できる点にあります。
また効果時間が6秒と長く、最終直線の上り坂を通過するまで効果が持続しますので、上り坂の圧縮効果を最大限利用して利益をかさ増しできるところも見逃せません。

覚醒スキル『伏兵』も非常に優秀です。
因子以外での取得が困難なため、他の差しウマより一段上のスピード値にすることが可能で、固有と合わせて同脚質または追込と叩き合いになった際に有利を取ることができます。
意外とサポカから拾いにくい『差し直線』を、ヒント本でヒントLV3にして取得できるのもありがたいところ。

千里の道』の進化スキル『ちょっといいこと、集めて』も、進化前から+0.4m/sとまずまずの性能ですし、『リラックス』の進化スキル『できる範囲でがんばろ〜!』も、無我夢中の耐力コストを補いつつ、回復スキルを中盤速度スキルに変換できると思えば悪くありません。
中盤に発動する『 0.35m/s × 3秒 』は、それだけでもなかなか貴重です。

通常衣装ながら、固有の『切れ者』イベント持ちなことも強みです。
純粋に『切れ者』待ちの試行回数を減らすことができる分、クオリティを高めやすく、また切れ者は『定価-10%』という性質上、ヒントLV3以上でヒントLV+2相当になるので、ヒント本を入れられる覚醒スキルが『千里の道』『リラックス』とサポカからヒントを取得しづらいスキルなのも追い風。

総じて、中盤~終盤ともにスキなくハイレベルにまとまったウマで、後ろ脚質を使うのであれば、トップクラスのスペックと言えるでしょう。
人気調整で根性&賢さを抑えなければならない点には注意が必要です。

▼総合評価▼
中盤力  ★★★★☆
終盤力  ★★★★★
安定性  ★★★★★

・秋ロブロイ(差し)

追込を超えた差し、それが秋ロブロイ。

本来の適性脚質は先行ですが、環境に大逃げが跋扈していて先行の最速加速『怪物』がまったくアテにならないため、次善策としての差し運用……。
と思いきや、想定以上の噛み合いを見せてTier Sまで駆け上がりました。

その根幹を支えているのは、固有スキル『未知との遭遇、即ち物語』と進化スキル『嵐纏いし英雄は往く』。
そして、ロブロイのシナリオで取得できる緑スキル『シンパシー』です。

まずは固有スキルから。
『未知との遭遇、即ち物語』は東京の中距離または中山2500mに限り、本来の『 0.25m/s × 5秒  』に加えて現在速度の『 0.25m/s × 5秒 』が加算され、すごく速度固有(『勝利の鼓動』など)以上に性能が強化されます。

順位条件は終盤最終直線以降で1-4位。
差しとしてはややきびしめの条件ではありますが、出力は上回るものの最終コーナーでしか発動しない餓狼ブライアンの『灰色の臨界点』とは異なり、最終直線で順位を上げても発動しますので、勝ち負けをする状況であれば充分に発動を期待できます。
差しウマでこれを超える固有スキル持ちは、事実上ヒシミラクルのみと言っていいでしょう。

続けて、進化スキル『嵐纏いし英雄は往く』。
秋ウマがなぜか追加の冬ウマになって、ついでにパワーもついてきました。
これにメガユニの補助が必要ではありますが『シンパシー』を加えれば、秋ロブロイ専用のスピード値が+120加算されることになります。
この状態の秋ロブロイは進化スキル『果てへの面舵』で専用スピード値+20されたドリームジャーニーよりも"スパートの目標速度が高くなるため"、理論上終盤で抜かされることがなくなります。

ただ『シンパシー』の起動にデバフメガユニが求められるため、同じS扱いのヒシミーに比べて潰しが利きません。
大逃げ2編成時の後ろエースとしての適性はイマイチで、デバフ2添えで対面の大逃げやドリジャを見るのが主な役割になるのではないでしょうか。

▼総合評価▼
中盤力  ★★☆☆☆
終盤力  ★★★★★+
安定性  ★★★☆☆

・ドリームジャーニー

流石のイン突きだな、姉者。
数いる有馬記念専用ウマ娘で現状の最優がドリームジャーニーです。
その特長は圧倒的な現在速度の重ねがけによるイン突き。

固有スキル『それでは、よき旅を』は、終盤最速の『 0.25m/s × 3秒 』の現在速度アップと、最終直線『 0.45m/s × 3秒 』速度の複合スキル。
有馬記念ではどの脚質も終盤加速は6秒以内に完了しますので、前半部分の接続による効果時間の延長は機能しませんが、最速で前のウマに対して距離を詰めることで『垂れウマ回避』を誘発しやすくなります。

効果時間が短いのも現在速度の仕様上、進化スキル『夢見心地』に繋げやすいという点ではむしろメリット(※)で、スタミナシャカールの金スキル『烈火の如く』と合わせて、圧倒的な現在速度アップで内ラチに張り付いたまま駆け上がり、最終直線でのまくりを実現しています。

※効果時間終了と同時に実際の速度に変換されるため。
 現在速度アップはウマ娘の速度認識に影響を及ぼさないので、
 追い越し対象を取る際の判定がシビアになる。

秋ロブロイの項でも軽く触れましたが、進化スキル『果てへの面舵』で専用スピード値+20と専用パワー値+80を獲得しているので、他の追込よりもトップスピードが高く上り坂への耐性もあり、終盤力は現状頭一つ抜けた存在と言えるでしょう。

その反面、賢さタイシンから『迫る影』を取らざるを得ないこともあって中盤はやや弱く、後ろ過多の時にレーンを塞がれてしまい、前に上がれないまま終わってしまうことも。

挙動自体はかなり安定していますので、スキルの順位条件や後ろ脚質との競合を考慮すると、デバフと合わせて使うより大逃げ2に添えて採用するのが手堅いウマです。

▼総合評価▼
中盤力  ★★☆☆☆
終盤力  ★★★★★
安定性  ★★★★☆

Tier - A

・赤ヘリオス

とにかく序盤の性能に全振りした大逃げが赤ヘリオス。

先手必勝』の進化スキル『トレンド先取り☆』。
固有スキル『ノッてけ、マッシュアップ!』。
これらが発動した時の序盤性能は他の追随を許しませんので、用途としては"対面の大逃げを潰す大逃げ"、もしくは"本命を牽引する大逃げ"としての採用がほとんどではないかと思います。

序盤にそのすべてを注ぎ込んでいる関係上、中盤~終盤力は大逃げの中でも最弱クラスでポジションキープで充分な利益を確保できていない場合、後ろ脚質に差し切られてしまうケースもしばしば。

しかしながら、対面の大逃げより先に前に出てレーンを塞ぐなど、赤ヘリオスにしかこなせない役割があることもたしかで、『切れ者』で継承スキル多く積むなど、完成度で弱点を補えれば充分にエースとしての役割を完遂できるのではないかと思います。

とはいえ、中長距離逃げウマとの相性はいかんともしがたく、ましてや複数の継承スキル狙いとなると……。
そういう意味では、最もウマ娘星人向けの大逃げ。

▼大逃げ総合評価▼
回復力  ☆☆☆☆☆
最大火力 ★★☆☆☆
制圧力  ★★★★★+
安定性  ★★★★☆

・猫マヤノトップガン

大逃げ環境の犠牲者そのいち。

複数のエース級大逃げとマッチングした時点で、終盤の加速が『万里一空』頼みになってしまい、よほど前の大逃げが下振れない限り追いつけません。固有スキル『HOP STEP♪LOCK ON!』も、発動順位を大逃げが占有してしまうと発動が見込めないため、機能不全に陥ることに。

その一方で大逃げ不在時の性能は申し分なく、確定『切れ者』イベント持ちのため、距離脚質Sと継承さえ引ければ仕上げるのも容易です。
固有スキルと進化スキル、いずれの性能も令和基準のウマ娘で、大逃げさえいなければ環境を握っていた未来もあった……かもしれません。

現状の対人においても出番がないわけでもなく、後ろ脚質3編成などには強く出られるため、総合的にはA評価相当の実力を持ち合わせたウマ娘です。

▼総合評価▼
中盤力  ★★★★☆
終盤力  ★★★★☆
安定性  ★★☆☆☆

・赤キタサンブラック

大逃げ環境の犠牲者そのに。
性能的には猫マヤノのコンパチ。

序盤の制圧力は固有スキル『ミンナノアタシヘ!』の順位条件がゆるい分、猫マヤノに勝りますが、『切れ者』と『コックピット・マジシャン』の分、中盤力は猫マヤノに譲ります。
ミンナノアタシヘ!』の後半は1-2条件と、大逃げと致命的に噛み合いが悪く、猫マヤノ以上に大逃げがいなければ……といった扱いでしょうか。

逃げのサポカ要求水準はグレード級を要求される大逃げよりはマシなので、資産的に大逃げの採用が難しいトレーナーにとっては有力な選択肢かも。

逃げ最上位のスペックは持ち合わせていますので、大逃げ不在など対面の脚質分布次第では出番があるかもしれません。

▼総合評価▼
中盤力  ★★★☆☆
終盤力  ★★★★★
安定性  ★☆☆☆☆

・総大将スペシャルウィーク(差し)

かつての有馬記念専用機。
いま現在は上位Tierのウマ娘に比べるといささか型落ち感は否めませんが、悲観するほど弱くはありません。

初期マイル適性Cは明確な強みのひとつ。
序盤にマイル重賞を走れるウマは、マイルNGウマよりスキルPtを60~100程度多く稼ぐことができますので、最終スキル数に1~2個の差が生じます。

コーナー功者』『長距離直線』『長距離コーナー』など、早めに潰しておきたいスキルを複数所持しており、また金スキルがどちらも『 0.35m/s × 3秒 』なので、スキル面は比較的恵まれていると言えるでしょう。
ヒント本を注ぎ込むことで、手早くスキル潰しできるのは他のウマにはない利点です。
他にもランダム性はあるものの自前『冬ウマ娘』持ち。

固有スキル『威風堂々、夢錦!』は順位条件が一切存在しない、ガバガバ判定の『 0.45m/s × 5秒 』すごく族。
進化スキル『日之本一のド根性』をトリガーにできますので、発動は無問題ですが、瞬間的に『 0.90m/s 』も目標速度が上昇してしまうので、加速が追いつかず効果時間にロスが生じてしまう点には注意が必要です。

とはいえ、現状は総大将にしかない強みがありませんので、あえて選ぶ必要はないんじゃないかなー……といった印象。
継承スキル要員としての出番の方が多いんじゃないかと思います。

中盤力  ★★☆☆☆
終盤力  ★★★★☆
安定性  ★★★☆☆

・メカタイシン

本命は中山2000mですが、2500mでもそこそこやれるメカタイシン。
総火力を失った代わりに、多少中盤力を強化したドリームジャーニーといった感じでしょうか。

固有スキル『Overdrive Speed』は中山レース場で中距離の場合、現在速度アップ『 0.45m/s × 4秒 』+ 加速『 0.1m/s² 』に強化されますが、残念ながら有馬記念では『 0.35m/s × 4秒 』と、やや弱めの固有くらいに劣化してしまっています。

とはいえ、終盤最速で0.35m/s距離を詰められることに加えて、進化スキル『ゼロレイテンシ』がレース中盤後半で発動する『 0.35m/s × 4秒 』スキルであるため、ドリジャ以上に『垂れウマ回避』を誘発しやすいのは、メカタイシンにしかない強み。

もうひとつの進化スキル『不撓のLimit Breaker』も最終直線で発動するものすごく速度ですので、固有スキルと合わせてジェネリックドリジャのような動きをすることが可能です。

育成面ではタイシンに賢さタイシンが使えないため、パワーヒシアマゾンから『迫る影』を取得せざるを得ず、中盤スキル集めが苦しくなりがちなのは明確なデメリット。

▼総合評価▼
中盤力  ★★★☆☆
終盤力  ★★★☆☆
安定性  ★★★★☆

Tier - B~C

B以下は特記事項があるウマ娘だけ抜粋。

・カツラギエース

進化スキル『してやったり!』に加えて、固有スキル『暁の御旗『葛城栄主』!』が最初のコーナーで発動するため、赤ヘリオスほどではないものの制圧力が高いのが特長。

固有に3.5%回復がついているため、比較的回復スキルを工面しやすく、終盤力も『踏ませぬ影』のおかげでぼちぼちありますので、対面を牽制しつつ勝ち負けする大逃げとして役割を持つことができます。

欠点はやはり最大火力の不足で、大逃げ同士で潰しあった結果、後ろ脚質に差されて負けてしまう状況に陥りがち。

▼大逃げ総合評価▼
回復力  ★★☆☆☆
最大火力 ★★★☆☆
制圧力  ★★★★☆
安定性  ★★★☆☆

・先行ウマ娘(ジェンティル、メカヒデ)

先行\(^o^)/オワタ
現状の対人環境の先行は、残念ながら青息吐息です。

強いて言えば勝ち負けできそうなのはこのふたりですが、どちらも最速でランダム加速を当てる以外に勝ち筋がなく、固有スキルの順位条件も相まって相当厳しいと言わざるを得ません。


・通常スズカ

進化スキル『最大集中』でスタート直後に限れば、赤ヘリオスをも圧倒する制圧力を備えているのが通常スズカ。
ただ他のスキルが壊滅的に有馬記念と噛み合っていませんので、もし採用するとすれば最序盤のポジションキープで追い抜きモードを誘発するためのラビット役として、でしょうか。

並ばれてしまえば赤ヘリオスよりも弱いので、中盤で沈まないだけの耐力を確保し、勝ち負けは諦めた方が懸命かと思います。

▼大逃げ総合評価▼
回復力  ☆☆☆☆☆
最大火力 ★☆☆☆☆
制圧力  ★★★★☆
安定性  ★★★★★ ※ラビット要員として

・サクラローレル

かつてのオープン最強ウマ娘にも環境の変化は容赦ありません。
UEになって最も落ちぶれてしまったウマ娘と言っても過言ではなく、少なくとも有馬記念では強い逆風にさらされてしまっています。

理由はいくつかありますが、ひとつはステータスの水準が上がったこと。

固有スキル『花開き、世界』は、7.5%回復に『 0.25m/s × 6秒 』が付いた、実質ふたつ分の固有として評価されていましたが、Rankの上限がUEまで拡張されたことで、7.5%回復の影響力が著しく低下しました。
進化スキル『桜前線進行中!』の耐力消費削除も同様です。

そこへさらなる追い打ちをかけたのが、育成中の固有デバフ『春待つ蕾』。

UEの育成はジュニア~クラシック終了までレース出走が必要不可欠ですが、ちょうどその期間にレース出走で体力-5される『春待つ蕾』が課せられ他のウマ娘よりも体力を80~100多く失ってしまうため、総獲得スキルPtやヒント面で大きなハンデを背負うことになりました。

すごく回復の活きる超長距離なら再度声がかかる可能性はありますが、少なくとも有馬記念では厳しい状況にあると言わざるを得ないのが実情です。

最後に

ここまで書いてアレですが、これらの評価はあくまで大会でガチるようなウマ娘星人向けです。
チャンミであればもっとゆる~い育成で充分戦えるはず!

気負わず気楽にプレイしていきましょう。
したっけ!

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