2024年8月第4週
集計システム、再三バグ
YouTubeで再生回数を収集するシステムを動かしている。先月辺り、集計タイミングのタイムスタンプが崩れていたことに気づいて修正を施したつもりだった。日記にも書いた。ところが、うまく治っていなかったらしい。
私がデータベースとして利用しているFirestoreは、一日当たり2万件の更新まで無料で行うことができる。一度に過去の集計データをすべて直そうとすると、およそ40万件のデータを更新する必要が出てくる。こうなると無料分を大きく超過してしまうので、「今日はここまで直した!」という標をつけながら少しずつ修正するようにした。
だが実際のところ、まったく修正は進んでいなかったらしい。というのも、一度の修正プロセスの最初に行う「標を見つける」処理に失敗して、延々と始めの500件だけを修正していたらしい。ンモー
修正をしたら、目に見えるように不整合なデータが消え、美しくなっていくのがわかった。本来やりたかったのはタイムスタンプに基づいてスプレッドシートに書き出すことだったので、だいぶ遠回りをしている。次はこんな面倒くさい修正をしたくないので、慎重に行くかいっそのこと無料分を超えて料金を支払う覚悟を決めた方が良い。
日本橋三越アドベンチャー
日本橋三越へ行った。東京散歩のついでで立ち寄ったこともあり、よく言えば動きやすいラフな格好で、悪く言えばみすぼらしい格好で赴いた。ハイソ志向とはいえ百貨店だから、と、地元のローカル百貨店を想像して構内に入ると、明らかに自分が異分子であることを自覚させられた。この場において自分は「じゃない方」だ。
目的だったラコステのある4階に向かうまで、色々な人とすれ違った。着物を召した婦人、ドレスを着たママ友会らしき集団、革靴を履きぱっきりとしたシャツを着たビジネスマンらしき人……。中にはポロシャツにスニーカーという、比較的ありふれた格好のお兄さんも見かけたが、足元を見ると、お子さんの細やかで高級そうな服がお兄さんの威厳を代弁しているかのようだった。
精神的に疲弊しながらラコステに辿り着く。特別お目当てのものがあるわけではなかったが、ここのところスニーカーを新調したいと思っていたので、見繕いを兼ねてのことだった。なかなか良さげな色のものを目にした瞬間、店員さんが私のもとにやってきた。
「気になりましたらいつでもお声かけください。」
今書き起こして気づいたが、かなり心理的にもありがたい声かけだった。いきなり「気になりますか?」「試着ですか?」と声かけされたら、まだ値札も見ていない自分からすれば反射的に防御壁を張って、すたこらと逃げ出していただろう。それでいて、三越の雰囲気に飲まれっぱなしでもあったため、正直なところ商品を手に取ることすら躊躇われていた、そんな自分からしたら、好きなタイミングで呼びに行ける、質問できる、というだけでもありがたい気持ちだった。
心が軽くなったので、一つ質問をした。
「これって、手に取ってみてもいいですか?」
苦笑された。やばい、粗相ポイント+1だ、と心中思った。若干心がまた重くなった。
試着しながら話を聞くと、私の気を留めたスニーカーはつい先週入ったばかりの新作とのこと。同サイズの在庫は今試着中の1つだけらしく、時の運には恵まれていたようだった。履き心地も悪くないので、気持ちは購入寄りになっていた。
スニーカーを脱ごうとしたら、結構窮屈で苦戦を強いられた。仮にもまだ売り物、決して歪ませてはなるまいという気持ちと、下手なポーズをとって粗野に見られないよう、体を自然に動かそうという気持ちが拮抗し、結果としてふくらはぎをバカ攣った。
ここまで割と体面は保っているつもりだった。靴の在庫を持ってきてもらっている間も、スマホに夢中になったりせず、他の商品を興味深そうに見て回った。見たこともないくらい長い鉄製の靴ベラも、知ってますけど?という素振りで使った。それだけに、足を攣って心配されたときは得も言われぬほど情けなくなった。
申し訳なさで委縮しきって、ペコペコしながら支払いへ。散歩ついでなので手提げで持って帰らずとも済むよう、大きめのリュックを背負っていったが、無料で郵送をしてくれるらしい。また世間知らずが露呈した。
現金で支払ったところ、「では、お釣りをもらってきますので少々お待ちください。」とのこと。レジは店内にあるのにお釣りはバックヤードにあるなんて不思議だなと思っていたが、よく考えると、そもそもここに来るような客層はカード支払いが主で、現金払いの方がマイノリティなのではないか、という可能性に思い至った。今日何回恥じ入ればいいんだ。
郵送用の控えを丁寧に封筒に包んでもらい、空っぽのリュックを背に、封筒を手にして店を後にした。親切にも店員さんには入口まで見送りに来てもらったので、封筒の所在に困った。今ここで乱雑にリュックに放り込みなどしたら、白い目で見られることは必定。店を出た今、周りの客の視線もある。というか、すぐそばでママ友の会合をやっているじゃん。
3秒悩んだ結果、シャツの内ポケットにしまうのが「らしい」という結論になった。まあ、アロハシャツに内ポケットなんて無いので、シャツをめくり、封筒を脇に挟んで、すまし顔で階段を降りた。よし。
顔を覚えられてたらヤなので、多分今後1年は行きません。
cf.) サプライズプレゼントはエゴ
良かった動画
2024年8月15日の日記
YouTube Music Weekendのフロクロさんの動画。先日行われた中国での公演の様子……ではなく、中国での旅行記をサンプリングして音楽にしてしまっている。こういう手法がとかく好物なので、今回のYMWの中でも随一気に入っている。
PEYODA - はよ寝ろ
ぺよださんの新曲。ビートがうそだろってくらい尖っている。最近個人的に気にしている夜明けと睡眠をテーマにした曲でもあるので、それだけでもいい感じ。でもやっぱクリエイティブ夜更かしだなあ、憧れる。然るべき時にアクセル踏めるよう寝る。
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