ボールペン収集から学ぶ情報社会の生き方|社員インタビュー
ワンズマインドで働く社員へのインタビュー企画。今回は2023年に営業部として入社した、喜内健太さんです。営業部社員が口を揃えて「真面目」と評する喜内さん。今回は、お伺いした話の中から、趣味であるボールペン収集についてご紹介します。
世の中を疑う中で習得した自責で選ぶ力と"ボールペン収集”
ーーボールペンはどんなものを収集しているんですか?
普通のボールペンから、ちょっといいものまでさまざまです。ボールペンって、本来もっとちゃんと選ぶといいんですよ。たとえば、飲食店は水で滲むことが多いので、滲みにくい油性の顔料でできたものがいいんです。
インクについてまとめたものがあるのでお見せします。日本性のインクはすごく良いですよ。
それぞれに特徴があるので、使う場面や好みで選ぶことができるんです。
ーー大切なボールペンの上にPCを置くのとかは抵抗がないんですね。
全く気になりませんね。
ーーボールペン収集が好きと聞いていたので、集めるだけかと思いきや、結構学術的な感じなんですね。
情報をまとめるのが好きなんです。投資のために株式の情報をまとめたり、生涯で必要なお金を自分で資料にまとめたりしていて。ボールペンに関してもいくつか資料にまとめているので一部お見せしますね。
※ボールペンごとにメーカや素材・インク・直径etc…がまとめられた資料や、「ボールペンを選ぼう」というPOPや研究資料などを見せてくれた
ーー相当知り尽くしていますね。ボールペンは日常的に触れるものですが、注目し始めたきっかけはあるんですか?
学生時代に「ジブン手帳」という、いい手帳を買ったことですかね。いい手帳を買ったから、せっかくならいいボールペンで書きたいと思ったんです。そのための一本を選ぼうと思ったのが始まりです。
ーーちなみに、生涯で使う一本を選んでくださいって言ったらどれですか?
一本ですか?迷いますね。ちなみに、こっちのケースが一軍なんですよ。
個人的には素材は金属が好きで、インクはゲルインクが一番好きです。ボールペン自体はハンガリーで生まれているんですけど、ゲルインクボールペンや水性ボールペンは日本で開発されているんです。日本のボールペンってすごいんですよ。
悩みましたけど、決まりました!
※2本こちらにみせてくれたが、写真左が選んだ1本
写真左:何年も使っているもの 写真右:あまり使用していないもの
これです。ピュアモルトという商品で、グリップのところがその名の通り、樽から造られているんです。自分の汗とかで、だんだん馴染んでくるんですよ。ゴムと違って経年劣化もしないので、生涯で一本ならこれですね。
ーーインクは何インクなんですか?
低粘度油性インクです。油性の耐久力を保ちつつ、低粘度なのでサラサラかけるんです。
ーーボールペン、気になってきました。今、私におすすめを3本選んでもらうことって可能ですか?
3本ですね、ではまず、手のサイズは大きいですか小さいですか?あとは色は何色使いたいですか?それから、メモ書き程度に使うのか、長時間書くのかとか。
ーー手は結構小さめで、色は黒と赤をよく使います。メモだけの時もありますが、長時間使うこともあります。
わかりました。手が小さい人は、グリップは細めでボディも大きすぎない方が使いやすいですね。
※診察の如く説明しながら真剣に選んでくれる
重心の好みとかも色々ありますし、基本的には実際に手に持って試し書きをして選んで欲しいです。
※安易に人任せにしてすみません……みなさんもぜひ店頭で手に取ってみてください!
決まりました!
では、実際に使ってみてください。違いがわかると思うので。
ーー選んでいただいただけあって、3本とも持ちやすいですね。実際使って比較すると、重心の位置とか書きやすさが違いますね。
そうなんです。ボールペンは、このペンはこういう機能なんだ。というのを知ることで体験を得られるところが一番の魅力かもしれません。
ーー今日はありがとうございました。ボールペンの魅力を体感できてよかったです。資料もわかりやすくて勉強になりました。
世の中の情報って、大体お金が絡んでいたりして、手放しで信じられるものが少ないんです。だから情報は「自分なりに調べて、自己責任の範囲でとりあえず試すこと」を自分は実践しています。
※喜内さんの信じられないものリスト
・お金の話をする人
・Xにいる稼げますよっていう人
・先月の利益を聞いてないのにいう人
・過剰な健康食品
etc……
編集後記
今回は営業部の喜内さんにお話を伺いました。世の中の情報を、狭い範囲で鵜呑みにするのではなく、自分の力で調べて自責の範囲で試してみる。という姿勢は、品質に関わらず沢山の情報を目にする昨今、より必要とされる力だと感じました。
おまけ
喜内さんにお話を聞く中で、沢山の趣味があることを知りました。せっかくなので、一部ご紹介させて頂きます。全体的に旅と親和性が高い趣味ですね。
ロードバイク
高校が自転車通勤で長時間かかったため「もっと早く走りたい」という気持ちの延長線上でロードバイクに乗り始めたそうです。大阪や青森まで行ったとか。
カメラ
風景写真が撮りたくてカメラを買ったそう。レンズは買いすぎるとカメラ沼にハマりそうで怖くて買わないようにしているとのこと。ただ4つぐらい見せてくれたので、本人的な線引きがあるみたいです。
まだまだ沢山お伺いしたのですが、ここまでにさせていただきます。今後も社内の人にいろんなお話を聞きに行きたいと思います!
以上、比較ビズ広報丸山でした。