愛犬チロ太との出会い
今年の12月でチロも10歳。
10年も一緒にいるのね!という嬉しい気持ちと、あと何年…なんてちょっと苦しい気持ちが込み上げる。
もふもふの可愛い可愛い弟、チロ太。
今回はそんなチロくんとの出会いについて書こうと思う。
名前:チロ太
種類:マルチーズ×プードル 通称「マルプー」
誕生日:12月18日
好きな食べ物:チーズロール、ちゅーる、ささみ、さつまいも、ブロッコリー
嫌いな食べ物:きゅうり
好きな遊び:ボール遊び、かけっこ
得意な芸:ハイタッチ、待て、バンザイ
私は小さい頃から動物が大好きで、ふれあい牧場やいぬねこ動物園なんかにしょっちゅう連れてってもらっていた。どんな動物も大好きだったが、とにかく夢中になったのは犬だった。
しかし悲しいことに私は酷い犬アレルギーだったため、少しでも舐められると身体中に湿疹が出てしまい、なかなか長く触れ合うことは出来なかった。
それでも私は犬図鑑を読んでひたすら犬の種類を覚えたり、アレルギーが出ないように工夫しながらお友達や親戚のわんちゃんを撫でさせてもらったり、犬の飼い方の本を読みながらいつか犬を飼うことを夢見ていた。
そして犬を飼うことなんて夢のまた夢となっていた中学二年生の冬、思いがけない出来事が起きる。
その年は稀に見る大雪の年で、当時小学生だった弟のスキー教室が延期になってしまい、可哀想に思った両親は急遽お休みになってしまった弟をホームセンターに連れて行ってあげた。
そこのペットショップにいたのが、チロ太だった。あまりの可愛さに父と母、犬が苦手だった弟すらもメロメロになってしまい、中学から帰宅したら私に「可愛いマルプーがいたから見に行こう」と誘われ、私も見に行くことになった。
その時はまさかお家に迎え入れることができるなんて思ってもいなかったから「ホームセンターに行くんだ、ふーん…」程度にしか思っていなかったのだが、到着してガラスの向こうにいるぷりぷりの子犬をみて、私の心は一変してしまった。
その場で「この子を飼いたい!!」と強く強く思ってしまうほど、赤ちゃんのチロは可愛かったのだ。
ただ一つ不安な要素は、私のアレルギーだった。中学にあがってからは犬に触れてもほとんどアレルギーが出ることはなかったものの、犬によってはやはり湿疹が出てしまうこともあった。
店員さんにお願いして、チロを抱っこする。するとどうだろう、全く犬の匂いがしない。手や腕もペロペロ舐められたが、いくら経っても湿疹が出ることはなかった。
そして、しばらく家族会議をしてお世話のルール決めたあと、出会った当日にチロをお迎えした。
念願のわんちゃん、チロ太は来た時から本当にいい子で、お家のルールもすぐに覚えたし、空気まで読んでしまうし、先住鳥のアポロにもしっかり敬意を払っていた。
記憶力も良くて、一度遊んでくれた人のことは1年経っても5年経っても忘れず、次会った時にも嬉しそうにしっぽを振る。
私と母のことをなぜかすごく心配してくれて、散歩に行く時も何度も立ち止まったり、確認して歩いてくれる。(弟や父の時は気にせずぐんぐん歩く…笑)
今回は大好きなチロとの出会いについて語ったが、チロはずっとずっと私の最高の弟で、相棒で、親友だと胸を張って言える。
どうか彼が1分でも1秒でも長く私のそばにいてくれますようにと、いつもそう思いながらお尻をくっつけて寝るチロの頭を撫でる。
これからも、何歳になっても、楽しい思い出つくろうね。