肘の外側に疼痛!テニス肘の謎に迫る!
【臨床メモ】
テニス肘って治りますか?
臨床での疑問、外来リハに治って来なくなるのか、
諦めて来なくなるのか。
✅テニス肘
「上腕骨外側上顆炎」
・肘の外側に痛み
・手首の伸展や握力の使用に関連する筋肉の過度な使用
・テニスプレーヤー
・調理師
・演奏障がい
✅理学所見
・Thomsenテスト:
患者が肘を伸ばした状態で手首を伸ばし、
検者が手首を曲げる方向に抵抗を加える、
肘の外側に痛みが生じるかを評価
・Chairテスト:
患者に肘を伸ばした状態で、椅子を持ち上げる。
その際に肘の外側に痛みが生じるか
・Middle Finger Extension Test:
患者が座位になり、肩関節45°〜60°屈曲させ、
前腕回内し、手指を伸展。
その後、検査者が中指に上から抵抗を加え、
肘関節外側に痛みが生じるか
・Fringe Impingementテスト:
手のひらを下に向けて物を持つ動作を行い、
肘のひきつれ感や痛みを評価
特に経過の長い患者において重要な所見
✅圧痛
上腕骨外側上顆やその周囲の筋肉に圧痛があるかどうかを確認し、肘の外側を押したときに痛みが生じる
✅治療法
・ステロイド注射:腱への負荷は?
・安静、アイシング、ストレッチ、運動
・物理療法:体外衝撃波
・手術
・サポーター:
圧迫による神経や血管への影響は?
・エルボーバンド:スポーツ障害には有効、
演奏障害には?
・作業環境の改善や適切な機器の使用も症状の軽減に役立つ
・日常生活での動作に注意を払い、
適切な体の使い方を学ぶことも重要