S字カーブは有名,脊椎のもう1つの謎.神がかった数字の秘密
【臨床メモ】
脊柱の特徴とその重要性
脊柱は、私たちの体を支える重要な構造です。
脊柱は、頭から骨盤まで伸びる一連の骨(脊椎)で構成されており、
体の中心軸を形成しています。脊柱は、体を支えるだけでなく、
脊髄を保護し、柔軟な動きを可能にする役割も果たしています。
今回は脊椎の数についてメモしときます。
✅まずは脊椎の数と分類から
脊柱は、以下のように分類される33個の脊椎から構成
頸椎:首の部分にある7つの骨(C1からC7)
胸椎:胸の部分にある12の骨(T1からT12)
腰椎:腰の部分にある5つの骨(L1からL5)
仙椎:5つの骨が融合して1つの仙骨を形成
尾椎:通常3から5つの小さな骨が融合して尾骨を形成
成人では、仙椎と尾椎がそれぞれ1つの骨として融合しているため、
実質的には24個の独立した骨が存在
✅S字カーブの重要性
脊柱は、横から見るとS字カーブを描いています。
このカーブは、体のバランスを保ち、
衝撃を吸収するために重要といわれています。
・頸椎前弯:頸椎の部分が前方に湾曲 ➡ C1からC7の 7個
・胸椎後弯:胸椎の部分が後方に湾曲 ➡ T1からT12の12個
・腰椎前弯:腰椎の部分が前方に湾曲 ➡ L1からL5の 5個
これらのカーブは、体の重心を適切に分散し、
歩行や走行時の衝撃を和らげる役割
*後弯胸椎12個=前弯頸椎7個+前弯腰椎5個
=後湾12個=前弯12個
この12という数字はとても奇麗な数字です。
神様は意図的にこの数字にしたのでしょうか、
偶然でしょうか?
脊柱後湾12個(胸椎12個)、前弯12個(頸椎7個+腰椎5個)、
きれいにバランスをとっています。
✅12がバランスのいいきれいな数字
12個は1ダース、一つの単位となっています。
古代バビロニアやエジプトでは、12進法(12を基数とする数の体系)
12は、1、2、3、4、6、12と多くの約数を持ち、
分割が容易であるため、取引や計測に便利な数です。
また、12という数は、
1年が12か月、
1日の時間を12時間ずつに分けることなど、
自然界や日常生活においても多く見られる数です。
✅脊柱のS字カーブの個数がこのバランスの取れた12という数字
前弯が12個、後湾が12個
この数字にかなり神秘的な感情をいだくの私だけでしょうか。