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知ってますか?身体の中にある島

【臨床メモ】
ちょっと聞き慣れないけど、実は私たちの体の中で重要な役割を担っている2つの「島」についてまとめます。
身体部位としては島皮質 (とうひしつ) と
ランゲルハンス島(らんげるはんすとう)
たぶんこの2つだけだと思います。
・島(とう)皮質
・ランゲルハンス島(とう) ← これは有名



✅なぜ「島」なの?
なぜこの2つの器官が「島」と呼ばれるのか?

島皮質: 脳の一部分で、他の部分に比べて「島」のように浮かんでいるような形をしている

ランゲルハンス島: 膵臓の中に点々と散らばっている小さな細胞の集まりで、まるで島のように膵臓の中に浮かんでいることから「島」

✅島:(島皮質)
・大脳皮質の一領域:前頭葉、側頭葉、頭頂葉の一部
・大脳外側の奥
・シルビウス溝(外側溝)の中
・島皮質前部:嗅覚、味覚、内臓自律系、及び辺縁系の機能に
・島皮質後部:聴覚、体性感覚、骨格運動にかかわる
・感情や感覚のコントロールタワー
 ・味覚や嗅覚: 美味しいものを食べて心が安らぐ
 ・痛み: 痛みの感情的な反応

✅ランゲルハンス島:
・膵臓に存在する内分泌腺で、膵島とも呼ばれる
・α細胞・β細胞・δ細胞
・β細胞はインスリンで有名
・血糖値の調節役
 血糖値を一定に保つために欠かせない存在です。特に、β細胞が分泌するインスリンは、血糖値を下げる働き

✅まとめ
島皮質とランゲルハンス島、どちらも「島」という名前がついていますが、それぞれ全く異なる働きをしています。

【キーワード】
島皮質, ランゲルハンス島, 脳, 膵臓, 感覚, 感情, 血糖値, インスリン

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