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輸血後の安静度
【臨床メモ】
リハ開始時に輸血をした、輸血中といった患者は少なくないと思います。
ではどういった点に注意が必要でしょうか。
✅一般的に、輸血後は安静
少なくとも30分から1時間は安静にしていることが推奨
輸血の種類や状態、輸血量によっては、より長い安静時間が必要
医師や看護師から具体的な安静時間の指示を受け、
適切に対応するよう
✅輸血後は、安静にしていることが望ましい。
輸血後には、患者の状態を観察する必要
輸血による副作用や移植片対宿主病(pt-gvhd)の発症などを適宜観察
成人の場合、
輸血開始から最初の10~15分間は1分間に1mL程度でゆっくり実施
1分間に5mL程度で輸血。
低出生体重児では、
1回の輸血量を10~20mL/kgとし、1~2mL/kg/時間の速度で輸血
✅輸血後の観察ポイント
輸血直後から副作用が出現する可能性があるため、注意して観察を行う
血圧低下、血圧変動の有無、
呼吸困難、
意識障害、
赤褐色尿、
発熱、
悪寒、
戦慄、
熱感、ほてり、
掻痒感、かゆみ、
発赤、顔面紅潮、
発疹、じんましんなどが
✅急性溶血性副作用
輸血後24時間以内に現れる
✅遅発性溶血性副作用
輸血後24時間~数日経過してから現れる