DVTの理学所見
【臨床メモ】
急性期リハ開始時に"おや"っと気づけるか否かは知識の量は言うまでもありません。臨床力を上げるためメモに残して情報共有しましょう。
深部静脈血栓症は心リハ患者に限らず、術後周術期リハ患者、全てのリハ患者さんに起こり得る話しです。
どのような臨時所見があるかを理解し、発見した際には即主治医に連絡相談して下さい。
脚の圧痛
・ 脚全体の腫脹
・ 両ふくらはぎ間の3cmを超える外周差
・ 圧痕浮腫
・ 表在性の側副静脈
触診
・足背動脈、
・後脛骨動脈、
・膝下動脈 触知
理学所見:
・Homans' sign: 膝関節伸展位で足関節を背屈させると、腓腹筋に痛みを感ずる徴候
・Pratt's sign: 大腿深部静脈血栓症の徴候である患側の下肢の前脛骨静脈の拡張が認められ、挙上しても拡張したまま
・Lowenberg徴候: 血圧計でふくらはぎを圧迫し、痛みを感じる徴候
リハ開始時これらの所見があった場合、主治医に即連絡して下さい。正確な診断には超音波検査やCT、Dダイマー値検査で確定診断してくれます。