フリーガイが良かったって話。
太陽が眩しく照りつけるある夏の日、電車に揺ら
れていた。
遠足を待ちわびた小学生のような足取りで、心を
踊らせながら劇場へ向かった。
中は想像以上に人が溢れていて驚いた。
“そうか、世間は夏休みか。”
チケット販売機で1500円の幸せを握りしめて、い
ざスクリーンという名の戦場へ足を運んだ。
“最後部座席を取って正解だ。”
そう思った、これほど作品に集中できる席はないからだ。
予告が流れ、いよいよ本編が始まった、、、
フリーガイ上映中
上映が終わると、多幸感に満ち満ちていた。
ゲーム「フリーシティ」のモブキャラである男
ガイがある女性プレイヤーキャラクターに一目惚
れをし、自我に目覚め自己実現を遂げていく。
ゲーム世界とゲームプレイヤーである現実の
人間やそれを管理するゲーム会社。
この3つが混ざり合うことで起こる化学反応が
とても魅力的だった。
家路に向かおうとしていると、この二つの作品を
出口前で発見した。
こうして、また映画の沼にハマってしまう
のだと..。