サブカルクソ女
ダサい制服を着ていたあの頃から何年も一緒に生きてきた希死念慮が最近消えた。
代わりに全員死ねって思いながら生きてる。
サブカルクソ女って思われてるんだろうな
インディーズバンドがこの上なく好きだし喫茶店でコーヒー飲みながら煙草を吸いたいし小説も映画も大好き
物心ついた時からずっとボブだった 真っ黒な
黒髪ロングに憧れてつけたエクステも
君がボブが好きだから取ってデートに行った
君が好きなバンド全部聴いた 好きじゃなかった
君がまだしばらく学生だから関西に就職した
もういないのに
深夜練のあと始発でそっち行っていい?の電話を
断る理由がなくてずるずる会っていた
深夜練がなくても、多分会っていた
君が来るまでの数分で人が呼べるくらいの部屋にできるくらいの綺麗さを保つのにも慣れていたのに
君の荷物がなくなったぶん綺麗になってもいいのに
前よりずっと汚い
愛されないなら死んでやる
って思ってたけど
愛されないなんてデフォで、愛されたらラッキーなんて
思えるようになった
誰のせい?
新しい好きな人に必死になっている自分がダサすぎて
でもきっと君もわたしと付き合う前はこんな感じだった
今思えばわたし以上にダサくて気持ち悪かった
誰かに必死になれる人生って素敵ですね
もうちょっとだけ頑張ってみようかな
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