うれしかったことを数える
最近うれしかったこと
いち
スーパーで袋詰めが終わって「さあ帰ろう」とカゴを返しながら出口へ向かったら「あの!」と後ろから女性に呼び止められ、なんだろうと振り返ったら「これ、ちがいますか?」と。
女性が持つカゴの中をのぞいたら、袋グミ1つだけがカゴの側面にへばりつくようにあって、それは私が毎日食べているお気に入りのグミで。今日もお菓子コーナで手に取ってカゴに入れたものだった。
「あっそうですすみません!ありがとうございます!」とお礼を言ったら「いえ」と言ってそそくさと去っていかれた。
カゴの中に小さな商品を取り残しがちな自分のそそっかしい性格はわかっているつもりで、いつもカゴを戻す前によく確認するようにしてはいるのだけど、今日はそれを怠ってしまって見事やらかした。
「やっぱり私ってよくこれ系のミスやらかすんだよな」と自分にちょっとがっかりもしたけど、それよりもカゴを持って駆け寄ってきてくれた女性の親切がうれしい気持ちの方が大きかった。だからまぁ、いいか。
に
運転中はiPhoneに入っている曲をBluetoothで繋げてシャッフル再生している。
「あ。大好きな曲だ」
膨大な曲の中から、特に大好きな曲が流れるとうれしくなる。
「あ。これも大好きなんだよなぁ」
全然別の歌手の、これまた大好きな曲。
2連続で大好きな曲が流れるうれしい偶然。
しかもその2曲はしっとり切なげな雰囲気が似ていて、曲の移り変わりの違和感のなさに「選曲わかってるじゃん〜」と声に出た。誰に言ってるんだか。
さん
空がきれいだとそれだけでちょっとうれしくなる。
「みんな高いお金払って色んな綺麗なものを見に行くけど、空見上げればタダでこんなきれいなものが見れるんだなぁ……って思わない?」と夫に言ったら、あまり共感を得られなかった。
夫は人生において大きく感嘆することも、悲しみに耽ることもないような人で「この感動がわからんの!?」って思う時もあるけど、メンタルの上下がなく安定している感じが結局一緒にいて落ち着くなぁとも思う。
「なんでもない日常が一番」という価値観は私と同じ。
よん
幼稚園年長の長男。
他の学年の園児達と比べてると、もう目に見えて体型が少年っぽいなと感じるようになった。
我が子の成長がうれしいのは当たり前だけど、周りの年長の子達を見ても「大きくなったなぁ」としみじみしてしまう。
我が子ほど毎日見ているわけじゃないからか、尚更人の子って急成長したように感じる。
スラッと伸びた手足を見て「もっと小さくてあどけなかったのに、いつの間にこんなお姉さんになって……」と、それだけで泣けてしまいそうになる。
でもそんな感傷的な大人とは違って、自分がどんどん成長していることにも、キラッキラの「未来」を纏っていることにも気付いてなさそうな、ただ「今」を生きてるって感じの子どもたちの笑顔に、また大人は感傷的になるんだよねぇ……
子どもの成長ってすごい。それだけで、いいもん見せてもらってます、って気持ち。
ご!
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