[777文字シリーズNo.1]
毎日が退屈な僕ら、そんな時ってどうすればいいのか、なにをすればいいのか。こんなことばかり考えていると、何もしたくなくなる。でも何者でもない自分は嫌。
私たちって、変な生き物だよね。そうでなきゃ、矛盾なんていう言葉は生まれないと思うんだけど。
それに気づけた俺たちは天才なんじゃね?自分のことをー、なんだっけな。そう!客観的にみれてるってことだろ?
そんなことないと思う。だって何の解決にもなってないもん。それで天才なんて言い過ぎよ。
じゃー天才ならどうするんだ。
天才は矛盾を受け入れるんじゃないかな。疑問にすら思わないんだと思う。
それって、つまりどういう意味よ。全然わからないわ。
つまりね、何もしたくない自分と何者でもない自分、その両者の存在を受け入れる柔軟性があるってことだよ。
うーむ、何だかよくわからなくなっちまったぞ。疲れた。俺は寝る。
あー待ちなさいよ。もう、いつもすぐ諦めちゃうんだから。
いーのいーの、あんなのは放っておきましょ。さぁ、続きを聞かせて。
ああ、天才は感情に左右されない。人の行動は基本的に感情と思考の天秤で決定されるけど、彼らは思考の重さが圧倒的なんだと思う。目の前の現実、自分の置かれた状況。感情。それら全てを事実としてありのまま受け入れ、情報として処理し、思考する。そのために僕たちが存在するんだよ。
なるほどね。私たちは家族、話し合いで答えを導き出すのは当たり前だよね。
私は少し反対よ。いつも自分の思い通りにならないもの。あいつだって遊ぶ時以外いつも寝てるし、私だってほんとはこんな話付き合いたくないわ。
でも君はいつもヒントを与えてくれる。自分の思った通りの答えではなくても、その答えが導き出される過程で君の貢献は大きいはずだ。
それは、家族だもの、しょうがないじゃない。実際、行動を促すのはあいつが一番上手いし、私だって何もしないわけにはいかないわ。
うん、僕たちは家族、これからもみんなで力を合わせて頑張ろう。
*これはだいたい777文字で完結する短いブログ記事です。