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あとがき 蝶

こちらの作品は、大学生の時に久しぶりに小説を書いてみようと、書いたものになります。
書くのであればどこかに投稿してみよう、と。

最近サボっていたことについては、お見逃しを。

回想する小説は書くものでは無いと言われていましたが、当時の私は何故かこのような小説を書いてしまったんですね。

でもこのような構成にした理由はきちんとございまして。


祈りのメロディ/家入レオ


この楽曲をモチーフにしたものとなります。
ほぼ全ての歌詞をイメージしながら作り上げました。
1歩踏み出したら水にを感じるような柔らかな音、ピアノのほろりとした花びらが舞うような音。


実はこの作品の大幅なリメイクは12月1日に終わっている状態でした。
背景を深く掘り下げたり、絵も描き直したりしていたらあっという間に年越してました。

話の流れはほぼ変えず、最後の3分の1をリメイクした形になります。
他は表現を訂正したり、言葉遣い、ちょっとした設定を追加したりなど。



今回のリメイクは、私自身が「死」というものに触れたからできたのだと思っています。

「記憶喪失」をテーマに書いたものとなりますが、リメイク中は主に「死生観」に重きをおいて考えていました。


「死神は美しい」


人間が想像したもの、また概念に過ぎないかもしれないのですがこう思うことはどうだろうか、と。


死神は人を魅了する力があるのでは無いか。
だれよりも、なによりも、優しいのではないか。


最近、不意に死ぬってどういうことなんだろうとか。
今の記憶を持ったまま死ぬことが出来るのだろうか。
自分が死ぬ時、誰か見つけてくれるのだろうか。

そんなことを考えるタイミングが非常に多くなってきました。そんな考えの中、答えのうちのひとつがこの作品かもしれません。




そして、このリメイク中に再熱していたゲーム

「Sky」

周回課金ゲーですが、グラフィックがとても綺麗で大好きなゲームです。

このゲームの世界観とこの物語(楽曲)が私の中で重なったので、そこで撮影したものと、一言コメントを添えて『蝶』を準えてみようと思います。

撮影エリアは下記の通りです(順不同)。

「孤島」
「星月夜の砂漠」
「天空」

ゲームのネタバレがガッツリございますので、お気をつけくださいませ。

ワンクッションとして、2018ver.の2枚目をどうぞ


2018ver. -2


Skyの世界での撮影


幾千もの星の輝きは、人の心の数よりも少ないのかもしれない。
宇宙の中の、ほんのちっぽけな一つの心は、こんなにも重い。



銀色の月の下、雲の上でのまどろみ。



眩しいけど、ずっと見つめていたい。涙が出るほどに、綺麗なもの。



私とあなたの違いは、なんでしょうか。


細やかに砕け散った光。それでも私の前にいる。私に灯を与えてくれる。


光の欠片が私の体に入ってきた。あたたかい。
私が飛び立つための糧になる。


行くところは決まっている。


連れて行って欲しい。この世界もあの天空も飛び越えて。



きっともう、帰ることはできないけれど、こんなにも浮き足立つ心は、とめられない。
いってきます。






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