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あとがき かみそめ
ずっとこのような雰囲気の物語を書きたかった……!
もう少しクオリティあげることが出来たのではないだろうかと、ほんのちょっとの反省会。
「喜びを守る木」という題名で中学生くらいの時から私の中にあった物語を、やっとおもてに出すことができました。十数年という長い時です。恐ろしい。
書いているうちに、こうしたいな、ああしたいな、と設定をモリモリ盛り込んでいったら、当初予定していた文字数を遥かにオーバーしておりました。
よくあることです。
2000字以内を目標にショート・ショートとしてアップする予定でした。
1000文字オーバーです。(笑)
ショート・ショートと言うには、私にとっては少し長く感じてしまうので短編小説へ。
そもそも、この「喜びを守る」という言葉もとても単純な思考から生まれたのです。
「樹」
この字を分解しました。
分解しても足らない部分はありますが、そう見えてきませんか?
「守る」という言葉にするにはうかんむりが必要です。
だから「うらら」という女の子の名前は必須でした。
題名もそんな感じです。
「髪染め」
「神が見染める」
言葉を探している間って、とても楽しいです。
神様の寵愛を受けると、寿命が短くなるといいます。
そんな中でも、彼らには幸せであってほしいのです。
高校の頃、小説を添削してもらっていた先生に言われたことがあります。
「この小説を書いている君は、小説の世界の人達にとって神様なんだよ」
世界という言葉でくくるには、この世の“世界”は多すぎると思うのです。
私はひたすらに、その言葉を考えながら書き続けています。
この物語を書き終えてから、私の好きな曲を思い出しました。
桜花ニ月夜ト袖シグレ/After the rain
心から好きな曲です。
袖シグレって涙のことだよなあ、と今では思います。
愛する人から自分は見えなくても、ひたむきに想い続ける健気さがたまらなく好きなのです。
そして、この曲を聴きながら描いた絵もあります。
画質はガビガビですし、6年前の絵ということもあり拙いものになりますが載せてしまいましょう。(笑)
なんと言ってもスマホでお絵描きしていた時代です。
今回の物語ともどことなく重なりがあるように思えます。
きっとこのような機会が無いと世に出さずに終わってしまうので。
この時よりはだいぶ上達してきましたので、見逃してくださいませ。
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