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エッセイ 恨みつらみ室外機

エアコンが壊れた。

しかも、7月ど真ん中に。

これは去年の夏のこと。

暑いのでエアコンをつける。すると30分で切れてしまうという事が1週間続いた。

その時はまだギリギリ窓を開けて過ごせていたので、扇風機と団扇とアイスノンで、何とか乗りきっていた。

だがしかし、暑さには耐えられなくなるのである。

とりあえず管理人さんに相談し、古い型なので交換するということで日程を決めてもらった。
順調だった。

だがしかし、連日のうちわと扇風機のしわ寄せという名の熱中症に掛かってしまったのだ。

体は暑く、めまいが酷く立っていられない、座っていられない、そして39度の高熱。

熱中症になると口で測る深部体温が高くなるらしく、まさしく、口で測ると40度近い熱、脇の下で測ると37度くらいという大きな差があったのだ。

よし、これは熱中症だと決めつけて次の日のエアコン交換に臨んだ。
エアコンが直れば熱中症も治ると信じて。


しかし、次の日。喉が痛いぞ。おまけに咳もでてきた。
歩くのが億劫すぎる。

熱中症にかかったままサウナ状態の部屋で寝ることは非常に避けたかったので、とにかく元気で繕うのに、必死だった。
メーカーさんが3時間ほどかけて交換対応をしてくれている中、私は発熱外来を予約した。

怪しげな咳をしているなるべく私は外に出て、自分の自転車のサドルに座りながら交換作業を見ていた。

暑い中交換作業をしてくださった方には感謝しかない。

エアコン交換後、発熱外来で予約していた午後の診療に向かう。
そしたらなんと、コロナに掛かってしまいっていた。そういえば会社でコロナが流行ってたなとか。そういば念の為にパソコン持って帰って来てるんだったとか思い出し、なんとか病院からフラフラとしながら家に帰った。

ああ涼しい。

コロナと診断される前に変えて貰えてほんとに助かったけれど、同じ空間にいたあの時のメーカーさんには本当に謝罪しかない。

私は快適な空間でコロナと戦うことが出来たのだ。

だがしかし、一つだけエアコン交換にて得たデメリットがあったのだ。
室外機が馬鹿みたいにうるさい。

室外機の振動で壁が震え、オマケに窓も震えて異音を出していた。
具合が悪かった時は気が付かなかったが、徐々に治ってくると気になるもので。

後日、交換対応をしてくれた作業員さんがきてくれて、耐震固定ジェルみたいなものを挟み、何とかマシになった。

夏の話はここまで。


冬になり、寒さが酷くなってきたため暖房をつけたとき。
するとどうでしょう。暖房の時の方が室外機音が響いて聞こえるのです。
霜取り運転も音がすごい。壊れるんじゃないかと言うくらいミシミシパキパキと音がする。


今はなんとか慣れたけれど、室外機の低周波障害はきちんと処理すべき問題なので、皆様はストレスにならぬようお気をつけてください。

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