[Alexandros]はいいねやっぱり
先日のライブでドロスのコピーをして思うところをつらつらと。長くなるし特に書くことがまとまってるわけではないので暇な人はどうぞ。駄文失礼。
そもそも、ドロスに出会ったきっかけは母親がGEOで借りてきたCD。何歳の時だっけ、中学生の頃だった記憶。当時はまだ名前が変わる前で、[Champagne]だったんだよな。今の子はドロスが名前変わってなったバンドっての知ってんのかな。親が借りてきたCDは Me No Do Karate. 今思えばめちゃくちゃセンス良いよねうちの親。ドロスの中でも特に名盤借りてきたんだから。「めっちゃかっこよくて英語もうまいバンド見つけた、最初洋楽かと思った。」そんなこと言ってたな。starrrrrrrを聴いてほしいって言われたからとりあえず聴いてみた。あの時の感情は今でも忘れられないね、ほんとにめちゃくちゃかっこよくて、歌詞も良くて、もう衝撃。そこからシャンペをずっと聴くようになって、気づいたらドロスに名前変わって、気づいたらワタリドリで売れた。そりゃ売れるわな、そう思った。出会いとしてはこんな感じ。
ちなみにドロスの名前変化は、[Champagne]→[Alexandros]→[ALEXANDROS]→[Alexandros]なのね。なんで一回大文字にしたんや。
そんなこんなでドロスに出会い、ついに高校2年生の時、ドロスを生で見ることができた。Sleepless in Japan tour 2018、ポートメッセ名古屋公演。今でも鮮明に思い出せるくらい記憶に残ってる。your songとか明日、またとかで号泣したなあ。your songの歌詞がスクリーンに映し出される演出めっちゃ好きなんだよな。月色ホライズンはあのライブが初披露だったっけか。フル尺ではやってなかった記憶。とまあこんな感じで、よりドロスにハマることになったわけですわ。
たぶん全国を探したらこんな人間いくらでもいるんだろうとは思うけど、自分はドロスの音楽に救われた人間の1人。中学、高校とドロスを聴いてきた自分にとって、ドロスがかけがえのない大切なバンドになったタイミングが訪れた。それが受験期。大学受験を経験した人ならわかると思うけど、受験期ってなにかと辛いことの連続よね。思うように模試の点数が伸びなかったり、志望校の判定もEだったり。周りは学力も伸びて志望校へ着々と歩みを進めているのに対して、自分は一向に志望校に届かない。そんな時期にふと聴いたのがstarrrrrrrだった。
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「彷徨って 途方に暮れたって また明日には 新しい方角へ」
「光る誰か見て 私は泣いた 己と見比べ ただただ泣いた」
「泣けばいい 誰より笑えばいい 押し殺した その感情さらけ出して」
___________starrrrrrr/[Alexandros]
受験期の本当にしんどい時期に、この歌詞を聴いて思わず泣き崩れたのを今でも思い出す。なんというか、今の自分の環境とそれに対する気持ちを肯定して、なおかつ背中を押してくれるような、そんな歌詞に聴こえて仕方なかった。受験勉強が順調な周りとうまくいっていない自分を比べて落ち込んでいる、そんな中で泣いているような暇なんてない、現実を見ろと言い聞かせていた自分にとって、泣けばいいなんて言ってくれるドロスが、何よりも救いになった。泣いて、泣いて、また明日気持ちを入れ替えて進めばいい。感情を押し殺す必要なんてない、最後には誰より笑ってみせる。そんなふうに思わせてくれたおかげで、大学受験を乗り切り、今があると自分は思っている。
大学受験を終えて、無事第一志望の大学に入学した自分が2度目のドロスを生で見たのは、コロナ明けのBut wait. Arena? tour 2022のセミファイナル、国立代々木競技場 Day1だった。やっと、やっと受験期に救われた恩を観客として返せる、そんなふうに思った。コロナ明けでギリギリまで声出しができるか協議され、最終的に声出しは可となった。多分ツアーではこの国立代々木競技場の2daysのみだったはず。この時のドロス、ずるかったんだよなぁ。なんだよ1曲目Adventureって。初っ端みんなで歌ってもうその時点で涙腺崩壊。途中ではAC/DCやLenny Kravitz、Guns N' Roses、くるりのコピーまで挟んで。starrrrrrrは聴けなかったけど、本当に東京まで行ってよかったと思えたライブだった。
とまあこんな感じで、いかに自分にとってドロスが大切なバンドかは伝わってるかな、とは思う。だから大学で軽音を始めた時、卒業までに絶対にドロスをコピーしようと誓っていた。それが叶ったのが去年の12月。念願のドロスを、入学時にドロス好きということで意気投合して仲良くなった同期をリードギターに迎え入れてのコピーだった。その時のセトリは、Burger Queen、Droshky!、Girl A、涙がこぼれそう、Kick&Spinだったかな。ドロスのライブアレンジが好きすぎる故、曲と曲の繋ぎにもこだわったな。涙がこぼれそうで本当に涙が零れそうになったのはここだけの話。念願のドロスを最高の仲間とやれたことが何よりも嬉しかった。終わったあとリードギターの同期と強い抱擁を交わした。
そして2024年10月。満を持して2度目のドロスのコピー。入部当初からずっと一緒にドロスをやろうと言っていたリードギターの後輩を筆頭に、またしても最高のメンバーでコピー。今回も例に漏れず曲のつなぎやらライブアレンジやらをモリモリに組み込んでライブに望んだ。セトリは、Burger Queen、Stimulator、Waitress, Waitress!、ムーンソング、starrrrrrr。ここに来てstarrrrrrrを回収。どの曲もみんな盛り上がってたしやってて楽しかったけど、やっぱりstarrrrrrrは特に最高だったな。みんなが落ちサビ歌ってくれたのを聴いて泣かない方が無理だろうよ。初めてステージ上で涙流した気がする。軽音をやり始めて5年目にして、過去一の完成度と胸を張って言えるくらいいいライブができた。メンバーも観客もありがとう。
まあこんなに長々と書き連ねたけど、大体書きたいことは書けたかな。一瞬の感情ってのはその時にしか感じないもの(?)だと勝手に思ってるから、どうしてもどこかに書き記しておきたかった。
自分にとってドロスが救いになったように、誰かにとって自分のライブが少しでも心に響いていてくれたらなあと思っている。音楽には、人を救う力があるよ、これだけは間違いない。音楽は心の救いだよ。
こんなどうでもいい文を最後まで読んでくれてありがとう。