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萩(山口)①
萩近郊を廻る旅。
日本史の中でも
関ヶ原の戦い〜江戸(鎖国、外様大名たち、各藩)〜明治維新
に興味があって、まさにその動乱の真ん中にあった山口へはいつか訪れたいと思っていました。
中でも外せない史跡、松下村塾。
松下村塾
吉田松陰が主宰した私塾。
身分や階級にとらわれず塾生として受け入れ、わずか1年余りの間に、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋など明治維新の原動力となった逸材を育てた。
1番好きな偉人はと聞かれれば、吉田松陰。
(タイムトラベルできるなら松陰先生の講義を聴きに行きたい。)
松下村塾は萩市街から車ですぐ。
敷地内に1歩踏み入るとたちまちタイムスリップしたような気分に。
鳥居をくぐるとすぐそばに松下村塾が。
思っていたよりとても質素。
国禁を犯した(ペリーが来航した際、停泊中の艦船に忍び込み国外に密航しようとした)吉田松陰が藩から謹慎を命じられて過ごしていた建物。
かなり狭いですが
この場所で日本の未来について議論がかわされ
幕末に活躍した人々が輩出されました。
この時松陰は28歳にして塾を主宰。多くの逸材を育てているという教育者としての面にも興味があります。
時代が時代だったら...と恐ろしくもある。
この幽囚室で謹慎。
読書、著述の傍ら家族や弟子に書を講じ続けた。
徐々に若者が増え「松下村塾」に。
世界遺産の一部です。
「明治日本の産業革命遺産」
立ち回り次第ではまだ幕末を生きていけるはずだっただろうに
ただ純粋に自分の思いを信じ、30歳という若さでその命を終えてしまった吉田松陰。ちょっと過激すぎて。
後の時代を生きていたらどうなっていたのだろうか。
彼の処刑が倒幕派に火を付けたと言えないこともないので、彼の死は必然だったのか。
歴史にifはないのだろうけど考えてしまいます。