CINKメンバーインタビュー②~海外×自転車競技~
皆さんこんにちは、CINKインターン生のひかるです!
本日は、新企画のメンバーインタビューの第2回目のお話をしていきます!今回インタビューを快諾してくださったのは同じCINKインターン生の"かいちゃん"こと甲斐夏輝さんです!アクティブに様々なことにチャレンジし続けているかいちゃんに、内容の濃いこれまでの人生、そして今後の目標を語っていただきました。
~スポーツとの関わり~
福岡出身のかいちゃんは幼稚園から高校まで一貫校に通っていた。中高では陸上部に所属し、九州大会ではベスト8の成績も残す実力だった。高校3年生ではキャプテンに就任しインターハイ出場を目指した。しかし、インターハイに出場できるのは九州大会6位以上の成績を残した者のみ。腰痛分離症にも悩まされ、思い描いていた競技生活を送ることができず、念願のインターハイ出場は達成できなかった。高校後の進路は小学校の体育の先生になりたいということと陸上競技の続行を考え順天堂大学へ進学。高校の頃から留学への憧れもあったため、大学2年生の時にはオーストラリアのシドニーへ2か月間留学。せっかくの留学生活だったため日本人といるのではなく大人数のブラジル人グループに日本人1人で入っていた。海外の文化や価値観の違いに楽しさを覚えた短期留学だった。何よりかいちゃんが印象的に感じたのは「街とスポーツ」が密接に関係していることだったという。公園の運動器具は充実しているし、街中にジムはコンビニと同じくらいある。人々の生活にスポーツが浸透していることに感動を覚えた。競技スポーツだけではなく生涯スポーツとしてのスポーツの捉え方に関心を持ち、さらに海外の大学院へ進みたいという思いもあったことからオーストラリアの大学院試験を受け、見事合格。オーストラリアでの大学院生活が待っていたが、コロナはそれを許してはくれなかった。渡航できるようになるまで日本にいながら英語の勉強に励む毎日だった。時間が余っていたこともあり、自分と向き合うことも多々あった。自分が本当にやりたい事はいったい何なのだろうか、スポーツマネジメント、スポーツ医科学、スポーツツーリズム……………
考え抜いた末に選んだ次のステージはドイツの大学院だった。
~自転車競技の虜に~
ドイツの大学院への進学を決めた理由は主に2つあった。「自転車競技への関心」と「スポーツツーリズムを学ぶため」。実はかいちゃんは大学時代の友達が自転車競技者で、彼の試合を見に行ったことをきっかけにプロの試合など様々なレースを見に行くように。遂には自分で自転車を買って競技を始め、福岡-山口間の150キロを走行したこともあったという。
ドイツはスポーツツーリズムに特化している大学院も多く、自転車競技も盛んである。そのため、語学学校で5カ月間ドイツ語を学び留学への準備を進めていた。ドイツ語漬けの生活を終えたのちにこれまでの人生を振り返りつつ、再度自身の将来を再考した。結論は学びたいことはスポーツツーリズムではなく自転車競技に直接関わることだと。英語、ドイツ語といったように海外で働く上での”ツール”は身に付いたが、実際に海外で働くとなるとツールではなく”スキルや知識”が必要になる。大学院ではスポーツマネジメントを学んで「自転車競技のプロの領域で仕事をしたい」という夢が明確化した。次に渡った場所はスペイン、バレンシア。
ドイツ語学学校終了後からスペインへの渡航まで時間があったため、日本にいながら自転車競技に関わる方法を考えていた。とにかく自転車競技界で活躍されている方を見つけてはコンタクトを繰り返した。すると、サイクリングの大会やオリンピックの自転車競技のパブリックビューイングの仕事などに携わる機会までもらえるように。さらにそこで得た人脈がさらに海外まで発展するようになり、ヨーロッパのサイクリングチームのキャンプに帯同させてもらえるように。
現在はスペインのMBAが習得できるビジネススクールでスポーツマネジメントを学びながらそのヨーロッパのサイクリングチームから連絡があった時はイベントやキャンプに帯同するといった生活を送っている。
今のかいちゃんの将来の夢は、自転車競技のチームに入ったのちに自転車競技の発展のために「UCI(国際自転車競技連合/Union Cycliste Internationale)」で働くこと。様々なことにチャレンジしながら、定めた目標に向かって努力し続ける。
~CINKとの繋がり~
かいちゃんはこれまでサッカーをしてきたわけではない。将来もサッカーに携わることが夢であるわけでもない。ではなぜ「サッカー文化の広めるためのコミュニティ」であるCINK FOOTBALL SQUAREにインターンとして所属することを決めたのか?
これもかいちゃんがこれまでに得た人脈からくるものだった。ドイツ語の語学学校に通っている間にオンラインのスポーツビジネススクールに参加し、そこで繋がった方がCINKのインストラクターと知り合いだった。かいちゃんがスペインに来ることは決まっており、インストラクターもスペインにいたことから何か手伝えることはないかと聞いたところ、メディア業務のインターンとして関わることに。
実は今通っているビジネススクールはプロサッカーチームのバレンシアCFと提携を結んでおり、サッカービジネスを学ぶ機会も多いという。自転車競技に携わることが将来の夢だからといってそればかりに縛られることなく、多角的な面からスポーツを見ることが自身の将来にも繋がるかもしれない。
~最後に~
かいちゃんとは実はCINKのインターン生ながら話したのはこれが初めてでした。年齢はさほど変わらないにも関わらず様々なことに挑戦し続ける姿勢は非常に勉強になりました。エネルギー溢れ、常に前向きに活動に取り組んでいる姿に刺激を受けました!これからも同じインターンとして一緒に活動できることとても嬉しく思います。お互い切磋琢磨しながら将来の夢に向かって頑張っていきましょう!
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CINK FOOTBALL SQUAREは「サッカー文化を広げる」をテーマに女子サッカー、障がい者サッカーなど多角的な面からサッカーを紐解いていきます。また、サッカーに携わる様々な分野(コーチング、ビジネスなど)で活躍されている方を招いてセッションやイベントを開催しております。サッカーとの関わり方は十人十色であり、サッカーという共通項を通して年齢、性別、立場を超えて時間を共有する広場(Square)、それがCINK FOOTBALL SQUAREです!みなさん是非ご参加ください!