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クリエイターという言葉の意味と未来
こんにちは、hikaruです。
2020/9/2、今日からnote CREATOR FESTIVALが始まりますね。
サイトページのstatementがとっても素敵です。
つくるとつながる!
じぶんの気持ちを「かたち」にすることを、創作というのならば、
料理だって、買い物だって、鼻歌さえも創作になる。
そして、つくったものを発信すると、
仲間がみつかり、また、あたらしい創作がはじまります。
(note CREATOR FESTIVAL イベントHPより抜粋掲載)
「樫田さんもクリエイターなんですよ」
以前、noteでのMTG中に加藤さん(noteの社長です)に突然言われて、その言葉に驚いたことがあります。僕は文章を書くのがとても好きですが、なんとなく文章を書いているだけで、自身が「クリエイター」と呼べるようなものだと、思ったことがなかったので、そう言われたことにとてもびっくりしました。
でも上に掲載したStatementの通り、どんなに小さいことでも何かを"作れる"ひとはCreatorだし、それを世に発信すれば、自分の作ったものを見てくれる人はいる。そして、そこから繋がりが生まれて、新しいなにかがまた生まれていく。
noteで文章を書くようになって以来、そんなことを強く実感するようになっていました。そもそもnoteで顧問のようなお仕事をすることになったのも、僕がnoteを書いていたことがきっかけだったのですから。
noteではじめて文章をかいたのは、今からちょうど2年前のようですね。
noteを始めようかなと思案中です。
— 樫田光 | Hikaru Kashida (@hik0107) September 10, 2018
それから、全く想像もしなかったくらいに多くの人に、自分の書いた文章を読んでもらえて、そしてそれ以上に想像をしていなかったようなたくさんのつながりがそこから生まれました。
「つくるとつながる」
この言葉は本当に本当だと思います。
作ったものを世界に届けるコストは、昔とは比べ物にならないくらいに下がっています。いまさら僕が声高にいうほどのことでもありませんが、これからの未来において「創作をすること」の相対的な価値は加速度的に高まっていくのではないかと思います。
少なくとも、日本という国でそれなりの生活をしている層においては「消費」の価値は低減し、それを埋めるために「創作」の価値がより見直されていくでしょう。それは消費がコモディティ化し、そこから得られる快楽が飽和しているということもあるのですが、僕がそれよりも大事だと思っているのが「つながりを生むか」そしてそれが「思いもよらぬ楽しさを生むか」という2つの観点です。
かつて、「消費」は人同士のつながりを生むための大事なファクターでした。ゲーム、車、ゴルフセット。「持っていること」がつながりを生んでいた時代。いまもそれがなくなったわけではもちろんないのですが、「持っていることが当たり前になっていく」という世界線に突入していく中で、その効果は薄れてきていると感じます。
そして、消費がコモディティ化していくなかで「あるものを手に入れる」ことによって得られる喜びは、自分の脳で予測した範疇を大きく出ることは、とても少ないでしょう。
一方で「創作」は、自分ではまったく予期できなかったような、「予想外のつながり」をたくさん連れてきてくれることがあります。僕がnoteでの発信を続けていられるのも、それ(=創作活動と発信)がもたらす「つながり」その予想のできなさ、面白さ。
「消費」では決して得ることのできなかった、新しい、不思議な、価値。
本当にこの2年間、自分ではまったく予想していなかった、多くのつながりを体感しています。
全く思いもつかなかった人が自分の記事を読んでくれていたり。
全く予期もしなかったひとから連絡が届いたり。
noteの売上で家賃を稼いでみたり。
創作のちからは素晴らしく、またその面白さ、それは、「Unexpected」に尽きるのかなと、僕自身は思っています。自分の作品という梯子を通して、自分では想像もしなかったようなステージに立ち、知らない場所に自分を運んでくれる。
加藤さんがnoteを作った日に書いた、この記事がとても好きでした。
ここは、コミュニケーションとマーケティングとクリエイティブが一体化した場所です。もしかすると、これこそが、未来の「本」のかたちなのではないでしょうか?
プロのクリエイターも、アマチュアのかたも、ぜひ気軽に体験してみてください。おもしろいことをすることこそが、人間の生きる意味だとぼくは信じています。そこに少しでも貢献できれば幸いです。
- 加藤貞顕 「noteはじめました」より抜粋
「おもしろいことをすることこそが、人間の生きる意味だとぼくは信じています。」
これが人間の根源であり、また未来なのかもしれない。
ひとは、だれでも、いつからでも「創作」を始められます。だれでもクリエイターになれる。それに気づいてないのは自分自身だけかもしれない、2年前の加藤さんに出会う前の僕のように。
もしこの文を読んで少しでも「創作」に興味を持ってくれた人は、いつか、と言わずにぜひ今日から始めましょう。
どんな小さなことからでも大丈夫です。自分の「創作」の価値は自分だけが決めるものじゃない。
創作とは心地よい「Unexpected」に身を委ねることでもあるのですから。
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