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【京都旅⑥】ワケイカツチと上賀茂神社

賀茂川の上流に鎮座する上賀茂神社さん。

正式なお名前は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」。
御祭神は、賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)。

ワケイカツチノカミ」と言うのは、ニニキネ様のことです。
雷の神様を水と火(陰と陽)に分けて鎮め、それによって土を活かし、水田開発に力を尽くされたことから授けられた名です。


ニニキネ様が神上がり(崩御)された後、トヨタマヒメ様がワケツチヤマにワケツチ宮を建て、ニニキネ様を祀っています。

とよたまは わけつちやまに
もはよそや としのまつりも みあえなす

ホツマツタエ 二十六アヤ

この「ワケツチ」というのは上賀茂の地域の事を指し、ワケツチヤマというのは現在の「神山(こうやま)」であるそうです。
位置でいうとここですね!


天武天皇の時代に、現在の場所に移られたみたいです。
上賀茂神社さんの中に「立砂」というものがありました。

神山にちなんだものなんですね!!
なるほど、ニニキネ様が本来祀られていた山を模して依代とされているとは。その視点がかっこいいです。

ワケイカツチノカミが「降臨された」とありますが、こちらは神上がり(崩御)されてから祀られた場所です。
これは実は“天孫降臨の地“とされている霧島山の高千穂峰もそうです。
ニニキネ様はこちらで神上がりなされました。臨終の地ですね。
「(肉体を持たぬ)神として」降臨された、という視点なのかなと思います。


こうやってお酒がたくさんお供えされているのを見ますと、水田開発に力を尽くされたニニキネ様も大層お喜びだろうな〜と嬉しい氣持ちになります。


今日もおやっとさあです。
また次回。



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