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SHOGUN が凄い

最近、ちらほらと情報を目にする、話題のFXドラマ『SHOGUN』。
真田広之さん大好きだし、真田さんが主演・プロデュースでハリウッドが制作だなんて、気になりすぎて観たすぎて、SHOGUNのためだけにディズニープラスに入りました。

全10話が既に完結していたため、イッキ見できました。
何とラッキー。
そして、後から知りましたが、真田さん演じる虎永は徳川家康公がモデルなのだとか!
東照宮の記事を書いていた、このタイミングで知るとは。
さては家康公のお計らいでしょうか。



感想を一言で表したかったのですが、一言で表せないほど素晴らしかったです。
世界が熱狂しているのが分かります。


真田さんが、インタビューで「authentic」であることをとても大切にしたと語っておられました。
authenticとは「真の、本物の、正真正銘の」という意味です。

服装から髪型、言葉、所作、そして精神。
細部の細部までこだわり抜いて、真の日本の文化・時代劇を世界に見せたい。
全てのエピソードから伝わってきた一筋の揺るぎない情熱、これが真田さんのauthenticだったのだと、観終わって感じました。
「細部に神は宿る」と言いますが、まさにそれを実現されたのだと思います。


海外で作られた映画などを観ると、日本人役は大抵、片言の日本語を喋る日本人ではないアジア人。

私自身、海外の方々と話していても、
「日本では、女子高生の使用済みの下着が自販機で売られているんでしょ?」とか、
「日本で一番有名な女優といえば、○○だよね?」とセクシー女優さんの名前を挙げられたりとか。
ある偏った側面ばかりがフィーチャーされているのかなと思います。

「違う、そうじゃない」と、毎回私の中のマーチンさんが叫びます。
私はそんな自販機は知らなかったし日常で見たことないし、その女優さんも存じ上げない。
それが日本の本質ではない。
面白いのはわかるけれど。
見るたび、聞くたび、私は悲しい気持ちになりました。



真田さんは今回、日本人俳優の起用を必須条件とされたそうです。
服装も、日本の生地を使って、一から作られたとか。
言葉、作法、武術など、全ての部門のスペシャリストを呼び、最高のスタッフで創造性を集結させて磨き上げた作品。
そのエネルギーは、映像の隅々にまで渡り、観る者を圧倒します。

真田さんの長年の想いと情熱もそうですが、全ての制作スタッフがそれに応えなければ実現しなかったでしょう。
リスペクトを感じますね。


観終わった後、身体の底から込み上げて、押し寄せてくるような得体の知れない感情を味わいました。
これは、「興奮」や「感動」と似ているが非なるもの。
この作品の情熱と愛に、ただ私は打ち震えたのだと思います。
戦国の時代を生きた日の本の精神を持ったサムライたち。
それにとことん向き合い描き切った制作陣。
それは、人の生き様そのものを味わったと言えるのかもしれません。


なんと、なんと、美しい体験をさせていただいたのだろう。
そして同時に、自分自身がもっと日本を知らなくてはいけないと思いました。

最近国内では特に「縄文文化」に注目が集まっていますが、これも皆が本質的な日本の精神に目を向けたい、または取り戻したいと思っているからではないかと感じます。
そして、このSHOGUNの世界的な熱狂。
何かしらの大きなうねりとなるかも知れません。


それにしても、真田さんがカッコ良すぎました。
真田さんが声を張り上げるたび、素敵さがほとばしって目が釘付け。
むしろ何も言わなくても、視線を向けられるだけで幸せで拝みたくなります。
アンナ・サワイさん、初めて知った女優さんでしたが、本当に素晴らしかったです。これからも活躍されることでしょうね!
そして、最初から最期まで一番愛くるしかったのは、浅野忠信さんでした♡
登場されたどの方も、それぞれ生き様が素敵でした。


もしまだご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、心からお勧めいたします。


ちなみに今日職場で、お客さまに向かって「お預かりいたします」と言ってしまいました。
イッキ見する方は、世界観に没入しすぎて言葉が変化するおそれがありますので、お気をつけくださいませ。


今日もおやっとさあです。
また次回。


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かおり / 神様おやっとさあ日記
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