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【京都旅⑦】トヨタマヒメ様と貴船神社

前回の記事で、ワケツチヤマにニニキネ様を祀ったのがトヨタマヒメ様だということをちらっと書きましたが、この二柱のエピソードと関係あるのが、この貴船神社さんです。

ざっくりお話しすると、トヨタマヒメ様がウガヤフキアワセズ様をお生みになった後、夫であるウツキネ様が「男性は産屋を覗いてはいけない」と言われていたにも関わらず覗いてしまいます。そういうしきたりだったんですね。
その時トヨタマヒメ様はうつ伏せに休まれており、お着物を召されていませんでした。
氣付いたトヨタマヒメ様は大層恥入って、ウガヤ様に別れを告げて、産屋を出てワケツチヤマ(神山)の北にある水の神・ミヅハメ様が祀られている社(ミツハミヤ)に籠ってしまわれます。ここが現在の貴船神社です。

どんな使いの者が説得しに来ようとも決して戻ろうとしないトヨタマヒメ様。
ウツキネ様が君となった後、御隠居されたニニキネ様は、ミツハミヤにいるトヨタマヒメ様を訪ね、諭されます。

ニニキネ様が神上がり(崩御)された後、トヨタマヒメ様はミツハミヤで喪に服し、一周忌にはニニキネ様の御霊をワケツチヤマに祀られます。これが上賀茂神社です。


水の綺麗なところですね〜
奥宮へ!

トヨタマヒメ様は神上がりされた後、このミツハミヤに祀られました。

そういえば以前カナサキ様の記事で書きましたが、トヨタマヒメ様もミヅハメ様もムツフナタマの神々です。

ホツマツタエに、ムツフナタマ(六船霊)という言葉があります。
これは、六柱の“田水を守り船を生む神“のこと。
ムツフナタマの六柱とはこちらの方々。
シマツヒコ様・・・鵜を見て筏と竿を造り、舟の始まりとされる
オキツヒコ様・・・鴨を見て櫂を作り『カモ船』を造る
シガ様・・・帆を張る『ワニ船』を造る
カナサキ様・・・大型の『カメ船』を造る
トヨタマヒメ様・・・ミソロのタツのミタマ(神霊)を得る
ミヅハメ様・・・水を司る

水の神・船の神として、大切にされているのですね。

船形石!!かっこいい〜〜


龍の氣がお強いトヨタマヒメ様だからか、奥宮に到着するとみるみる天が雲で覆われ、ポツポツと雨が降ってきました。


そして奥宮参拝後、戻っていく途中。
振り返ると、雲も仕事を終えたかのように去っていきます。

お働きとはすごいものですね。
水や龍の氣がたっぷりの素敵な場所でした!


今日もおやっとさあです。
また次回。


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かおり / 神様おやっとさあ日記
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