サッカーの好きなところ
満点の正解がないところが好きだ。
リスクを孕まないプレーはひとつも存在していなくて、正解とは限らない選択をリスクを理解し決断することでしか勝利に近づけない。
この定理が、なんとも勇敢な感じで誇らしくてすき。
それを自分の判断でやる、しかもチームが目指している戦略からはみ出しすぎないように気を配りながら、でも他人には操作されず。
これが楽しくて、上手くいったら気持ちいい。
しかもそれが誰かを喜ばせられたりもする。
たくさんの成功が積み重なった時、赤の他人とこれでもかってくらい心通わせられることが稀にある。
全ての選択は勝利を目指して行われる訳だが、どのプレーを選んでもボールを失う可能性、失点をする可能性、負けに繋がる可能性がある。
例えば僕はよくペナルティエリアの外へ出てルーズボールを処理する。
守るべきゴールを空けてしまうのでロングシュートを打たれる可能性がある、自分が処理に失敗すれば相手は無人のゴールを狙う権利を得る。
一方で、成功すれば相手のシュートチャンスを未然に防ぐことが出来る。DFが長い距離を戻る必要もなくなる。
リスクは伴うけれど、成功した時のリターンがある
だから後者に転ぶ可能性を最大化する努力をして、あとは勇敢に決断する。
試合はその連続。
パフォーマンスが良くない時は決断ができない。
相手のプレーや味方の声に操作されて、動かされている。
その原因は大抵、勇気が折られているからだ。
勝敗に対するプレッシャー、監督からの評価やチームメイトからの視線、相手チームに対する劣等感なんかも勇気が折られる原因になる。
サッカーが楽しくなくて、試合が怖い状態。
今でもたまにこうなっちゃう時ある。
そんな時はもう、自分がどうしたいか聞きまくるしか無い。
試合に出たいでも、プロになりたいでも、サッカーを楽しみたいでもなんでもいい。
リスクを背負って決断する勇気が得られるだけの理由、たどり着くまで問いただせばいい。
どうしても勇気が湧いてこないならそこが俺の辞め時だ。
まだ明日もサッカーしたいって思ってる。
一旦大丈夫。
決断する勇気があればサッカーはずっと楽しい。
楽しい時がいちばん強い。
ついでに、これはきっとサッカー辞めたあともそうだぜって思う。
仕事のこと、お金のこと、家族や恋人のことなんでも、何か選ぶ時にはリスクがついてまわる、条件的にはリスクが低くても選ぶてめえの心はどうだとか考え出すとやっぱりリスクは伴う。
だから一生懸命考えて最善と思われるものを吟味する。判断できるだけの勉強もする。
そして最後は自分がどうしたいかを大切にする。
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リーグも佳境で、僕たちは残りの試合全部勝たないといけない。
こないだの試合は選手もスタッフもとても勇敢に決断し続けてた感じがした。
試合出てなかったけど、チームの一部に自分がいるのが誇らしかった。
だから書いた。
サポートいただいたお金の使い道 4:love futbol japan への支援金 4:片親家庭支援団体への寄付 2:自分のサッカー人生への投資 最後まで読んでいただきありがとうございます。 よろしくお願いいたします。