
黙っていながら「がんばれ」を叫ぶ
俺が誰かに「がんばれ」と伝える時、心からその相手を想えているか。
たぶん違う。
そうなってほしいという期待感や、相手が悔しさを蓄え我慢し、いつか羽を広げた時の感動を少しばかり受け取ろうとはしていないか。それは頑張った彼だけのもののはずだ。
だから本当に「がんばれ」と思う時ほど、それを言葉で伝えられない。
だから、俺は黙っていながらがんばれを叫べる人間になりたい。
矢面に立ち評価に晒され弱者なりに工夫をして才ある人間に食らいつく、俺の背中で誰かの背中を押したい。
そのために、これまでの敗北や屈辱や鬱屈とした閉塞感があったのだ。
それらを背負い闘う姿を見せたい。
だから俺は試合に出なくてはならないのだ。
その可能性があることと、これまでの敗北、そしていくつかの押したい背中に、感謝。
週末、休みではなく本番です。
いいなと思ったら応援しよう!
