【仕事】①アメリカで5年間働いてみて
ひじっこ19歳の秋。
大学進学とともにアルバイトをはじめる。
そして時給8ドルで採用されたその会社で、21歳にしてアシスタントマネージャー(課長クラス)に昇進しました。
当時は大学で政治学を学んでいましたが、その先に続いていた(かもしれない)輝かしい道を途中離脱し、
正式に社員として入社することを決意したのです。
その理由は2つ。
21歳にして年収700万という給料に心がときめいた(目がくらんだ)から。
何より仕事が楽しかった、楽しすぎたから。
キャリアアップのチャンス。
しっかりお金を稼ぐチャンス。
若くして経験値を積むチャンス。
逃すわけにはいきません。
大学でしか得られないたくさんの学びや人脈があったかもしれない…
卒業してからでも良かったのかもしれない…
アラフォーになり、落ち着いて過去を振り返るとき、心がモヤっとすることは正直あります。
その「モヤっ」とする気持ちは
一旦すみっこに置いといて、
今回はアメリカの会社でひじっこが学んだことを書きたいと思います。
①相手の言語をちょい出しする
私の働いていた職場にはとにかく様々な人種の方がいました。
各国から代表1名ずつ集まってます?
ここは国連か?
と思うほど、色々な人種の方が入り乱れていました。
そんな環境でたくさんの人の懐に飛び込み、そしてがっちりハートを掴み信頼を築いていけた理由は、
相手の母国語を積極的に覚えたから。そしてちょい出ししていたから。
おはようなどのシンプルな挨拶から、「それは何?」
「どうして?」
などのちょっとした声かけを勉強。(本人に教えてもらうこともあった)
外国の人が日本語をちょろっと話してくれるとなんだか嬉しいと感じるように、相手の母国語を話しているわたしの姿はそれはそれは可愛かったに違いありません…
お互い「嬉しい」「楽しい」というポジティブな感情で会話をスタートできるので、その後の業務上のやりとり、取引、話し合いが高確率でスムーズにいきました。
気づけばみーんな味方だょ
といった具合に、最短ルートで良好な関係性を築くことに成功しました。
②ドーナツは遠慮するな
ドーナツを爆買いして配りまくった話ではありません。
打ち合わせや大きな会議の日は、必ずといっていいほどテーブルの上にドーナツが並んでいました。
クリスピークリームやダンキンドーナツといったあまーいあまーいドーナツが、朝であれ夕方であれ時間に関係なくどこからともなく大量に現れました。
ここで大事なこと。
それは自分の食べたいドーナツを、遠慮なく主張すること。
昨日入社したばかりだったとしても
「私はとにかくチョコが食べたいんだー!!」
ときちんと発言すること。
たとえ上司とじゃんけんで決めることになっても、しっかり参加して勝負すること。
私はこれが良い
私はこうしたい
自分の要望をはっきり言葉にできないと、幽霊部員のように自分の存在は消えていきます。
そして、誰にも興味を持ってもらえない人になっていきます。
ドーナツの味すら主張できなくて、
そのあと白熱する会議でどうやって自分の意見が言えるのか。
ドーナツを通して自分を表現することで、距離感が少し縮まります。
妙な緊張もほぐれ、そのあとの会議で発言しやすくもなりました。
たかがドーナツ
されどドーナツ
ドーナツドーナツうるさくなってきたので、今回はこのあたりで終わります。
高校時代のひじっこは、言葉の壁もあり、どちらかと言えば消極的であまり自分から発言したりする子ではありませんでした。
入学した大学は女子大で、政治学部の女子たちはそれはもう血気盛んで、メラメラ燃えたぎっていました。
ディベートやプレゼンで自信たっぷりに話す彼女たちを見て
「すごすぎる…」
と刺激を受け、さらに就職したあとに出会ったたくさんの先輩方の働き方を見て多くの仕事術を学んでいきました。
アメリカで仕事をする上で必要な能力や要素と、日本で仕事をする上で求められているものは違っていると感じます。
管理職としてまだまだお勉強中のひじっこですが、自分の中でそれがもっと整理できたら書いてみたいなと思います。
何言ってんだと思われてもおかしくない記事をここまで読んでいただきありがとうございました。
注)至ってまじめに書いてます。
…続く。