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昇給できないなら、せめて褒めてほしい。ワーママの呟き。

仕事とプライベートの両方を、いい塩梅に過ごす、というのが育休復帰の際にたてたわたしの目標?ポリシーだった。

“いい塩梅”というのが味噌だけど、どんな具合なのかが抽象的だ。それを別の方が言い換えてくれたのだけど(別にわたしのために、というわけではない)、『毎日、“なんか楽しかった“と言える日々』と表していて、それだ、と思った。
でも実際そんな日、月で2〜3回くらいしかない気がする。いつも『疲れた〜』が心の声だ。

今わたしの仕事は、製品の供給に関わる部門で、日々の供給問題に対処するというものだ。育休明けで、あえてこの新しい仕事に挑戦することにし、早くも4ヶ月。もともと任期一年という期間限定のアサインメントなので、来年の夏までということになる。この社内プログラム上、有期の社内留学のようなものなので、そもそも、通常そのポジションですべき業務の全てを任されているわけではない。育休明けの配慮もあると思うが、割とゆとりもある働き方ができてると思う。とは言え、欠品などが起こるとそうはいかず、とても時間内には業務を終えられない。

それでも、この仕事の方が前の部署の仕事よりも能力的にはあってると思っていて、このままこのチームに異動しようかな、なんて考えていた。
育休中に自分のキャリアの棚卸しをした際、マーケティングに次はチャレンジしてみたいな、と思っていたので、なんとなくこの2択で今後のキャリアを選ぼうかな〜と心に決めかけていた。・・・のだが。

先週、とある先輩にお話を聞く機会があったので、“今わたしがいる部署とマーケティングとのやりがい、働き方“などなど聞いてみた。その方曰く。

『(いがらむさんが今働いてる部署、当時は)超絶ブラックだった、と異動してわかった』
『わたしの周りにも心身やられちゃってる人はいたし、深夜までオフィスに残って泣きながら仕事してる人もいた。正直非管理職にここまで仕事させるか、っていうくらいの仕事量だった』
『お金を生み出さない部署なので、(その部署に限らないけど)一人一人が余裕のある働き方ができるように、というふうには設計されていない。なので、楽になるかなと思って異動すると痛い目にある』

と、かなり率直な話をしてくれたわけで、おかげでわたしは完全にビビってしまった。


育休明けで仕事に前向きに取り組めるようになったのは、とてもいい変化だったし、実際やる気がある。だから忙しいのは別にいい。でも、それが自分がある程度スケジュールのコントロールができるものなのか(今日じゃなくて明日に回そう、とか)、緊急度が高くないものなのか、というところはわたしにとっては気になる点だった。
今の部署は、個人商店状態なので、自分が休んでる間にリカバリーしてくれる人がいない。だから、欠品問題が起きた時はケータイを手放せないのだという。営業職の時にそういう働き方をしてるので、免疫は持ってるけど、それが嫌で異動したということもある。先輩から聞いた話は、どちらかといえば悪い面を聞かされたので、自分の覚悟を問うような内容だった。


プライベートでもストレッチゾーンにいる中で、仕事までハードモードな方に行けるか?という不安はある。もちろん人を受け入れる側としては、“ワークライフバランスは取れますよ”と言うだろうし、昨今ワークライフバランスは大事という認識はあるだろう。管理職からすれば、スタッフには過労はして欲しくないだろうが、“忠誠心を持って、仕事をガツガツこなす人”の方が、採用したいだろう。“仕事よりもプライベートの方優先です”という人材よりは。

でも、わたしは、そこは嘘はつけないな、と思うし、タイミングと言い方は考えるが、正直に伝える。
幸いにも育休明けで小さい子供がいる、というわかりやすいカードを持ってるので、わがままとは思われないだろう。ただ、それでも採用してくれるかどうかは別なわけで。



自分が成長したりやりがいを感じることができる働き方、いや、そもそも生き方ってなんだろうなあ、と思う。


高校生の頃から、自分で経済的自立ができるように働く気満々でいたので、性分としては働きたい(or 働くべき)という意識が強い。一人暮らしだったら、仕事してないと手持ち無沙汰で飽きるだろうから、と思うが、家庭を持って家族と過ごす週末なんかが毎日続くのは悪くないな〜なんて思ったりする。閉じられた自分が心地いいと感じる人間関係の中で過ごすから、当たり前か。


現実的には、働く前提でライフプランを立てるわけだが、そうなると、わたしにとって、ただ水平で安定的なルーチンだけの仕事じゃいけないような気がしてしまう。『成長しないと!=昇格昇進しないと!』と言う意識が強くて、だからずっとうずうずしてきた。そろそろ昇格したい、とずっともがいてる。


報酬(=昇給)と、承認と(=評価)欲してるからなんだよな。
ドカンと実際欲しいけど、意外と日々の業務の中で上司に褒められたり、感謝されたり、フィードバック受けるだけでも、平社員のモチベはアガるので、世の管理職はもっとした方がいいと思う。
あ〜上司に褒められたいよ。こう書くと、なんてささやかな望みなんだ・・・。


上司が褒めてくれないなら、自分で自分を褒めるしかないよね。
そうだ、心にギャルを飼おう。残り2ヶ月の目標は心にギャルを飼うことにしよう。ギャルマインドを持った30代になろう。

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