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まさか歯を抜くために入院する日がくるとは思わなかった話。後編

観念して口腔外科を訪れたみっち。
ここでは3人の女性歯科医師が登場する。

歯科医①から言われたのは、おじいちゃん先生とほぼ同じ内容だった。ためしに日帰りを希望してみたが、ダメだった。追加項目と言えば、全身麻酔になるということだった。

歯を抜くのに全身麻酔?!

歯科医②にバトンタッチ。若い先生。ハキハキ、サバサバしていて、ちょっと失敗しちゃったー!と笑いながら言いそうなタイプ。でも器用にやり遂げそうな雰囲気に、手術は任せられるなーと安心した。歯科医②からの追加項目は、1週間程度の入院になること。

歯を抜くのに1週間の入院?!

せいぜい1泊2日だと思っていたので、衝撃だった。衝撃を受けていると歯科医③が登場。

「………冗談でしょ」

白髪混じりの短髪女性。ムダのない動き。全身から溢れだすデキルオーラ。目の前に立っているのは、本やドラマからでてきたような仕事できる人代表!みたいな先生だった。絵に描いたようなその姿に、思わず声がもれていた。

「わたしが執刀します」

てっきり、歯科医②が執刀するのだろうと思っていたけれど、まさかの歯科医③。見れば見るほど安心感がある。この人の辞書に『失敗』の文字はない。きっとない。

朝の回診で歯科医③が②やその他を連れてまわってきたけれど、ドラマの世界としか思えない絵面!あの音楽が頭の中に流れるかと思いきや、見たことないから流れなかった。

そんなワケで手術。
ふんどし姿で手術に向かい、無事に生還。
歯科医②が言うには、2日目3日目くらいはめちゃくちゃ痛いらしい。

というわけで、正気を保ってるうちに記録。
これからがオソロシイ…。


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