トロに下ネタを教えた日【トロとパズル】
人気ゲーム「どこでもいっしょ」最新作がスマホアプリとして登場した。
寂れた温泉街をトロやおなじみのキャラ達(+新キャラ)と一緒に盛り上げよう!というストーリーである。アプリゲームはあと何回人気のない施設を復興すれば気が済むのだろうか。
だが、このゲームの一番大事な所はストーリーではない。パズルでもない。
可愛いキャラにどこまで歪んだ語彙を叩き込めるか?である。
「どこでもいっしょ(以下どこいつ)」シリーズではポケピと呼ばれるキャラと会話し、その時に文字を入力して好きな言葉を教えることができる。ポケピは会話の中で学んだ言葉を使うので遊べば遊ぶ程、語彙をカスタマイズできるのだ。
学生時代、サークルの部室にPS2版のどこいつがあったのだが、部員達によってエロ関連の言葉やネットミームをドンドン仕込まれ、1週間後には最悪の義務教育を終えたトロが誕生していた。印象的だったのは、トロが街の女性を指して「あの人、人妻かニャ? それとも対魔忍かニャ?」と首を傾げる姿だ。
https://www.sankei.com/smp/economy/news/160325/ecn1603250022-s.html
AIに学ばせる難しさを、一足先に教えてくれたのはポケピだった。
それを再び遊べるのである。当然まともにやるハズもない。
何なら結構「エロ」に興味津々なので下ネタを想定されている説まである(ない)。
同好の士が集れば、その中でしか通じない言語のようなものが形成されるだろう。要は「君は〇〇のフレンズなんだね!」や「アイエエエ!?」である。そんな言葉や定番ネタを教えることで、ポケピはどんどんプレイヤーの「身内」になっていく。
「身内ネタを喋るトロのスクショ」はなんだかんだ面白いし、それをTL(身内の集まり)に拡散すればさらに楽しい。どこいつも20周年だが、このSNS時代に復活するのは理にかなっているように思える。
そんな捻くれた見方をせずとも、ポケピは可愛い。トロはガンガンこちらを肯定する言葉を使うので、うっかりグッと来てしまうこともある。というか、今作はトロの恋愛脳に拍車がかかっていて「ここまでグイグイ来るっけ……!?」と困惑する程だ。
どこいつシリーズを全部プレイした訳ではないので、これが通常運転の可能性もあるけど。
しかし、ポケピと話せる機会が
・放置してると喋る独り言
・パズルをクリアした時
・メインストーリー
程度で、あまり無いのは残念。パズル部分は何の変哲もない3マッチパズルで、特に面白味はない。アイテム0だと爽快感もクソもない所もよくある感じ。
拘束される鴨
パズルに重きを置かなければ、ポケピ達とほのぼのした会話をゆっくりと楽しむことができるだろう。是非、あなただけのポケピを作ってみて欲しい。
小林靖子縛り
せめてコンビニで買ってきてくれ
アクロバティックな体制を要求してくるトロ