矢萩竜太郎と青柳ひづるのアトリエ公演vol.1 ~春がきた!~
(写真は桜坂の桜)
先日、4月4日(日)いずるばにて
矢萩竜太郎と青柳ひづるのアトリエ公演vol.1が無事、終わりました
お越しくださった方々、応援してくださった方々、支えてくださった方々、ありがとうございました
そして、共に踊った矢萩竜太郎さん、この場を共に育んできた村上洋司さん、近藤真左典さん、本当にありがとうございます
1部は自然光や風、物音と共に
2部はコントラバス奏者の齋藤徹さんの音源と共に
とてもとてもシンプルで、でも、とてもとても特別な時間でした
(撮影の近藤真左典さんによるダイジェスト)
コロナ禍と呼ばれるような日々になってから、1年以上経ちました
そんな日々の中で、じゃあ今、どんな形で、どんなことならできるのか?と、それそれが模索する中、村上さんから「竜太郎さんとの本気の稽古」という提案を頂き、それからひっそりと「本気の稽古」を重ねてきました
出会えそうで出会えない、なにか生まれそうで生まれない、・・・途方もないような時間もたくさんありました
それでも竜太郎さんも、村上さんも、近藤さんも、どんな時もそこに一緒にいてくれました
一緒にいてくれる、立ち会ってくれている、見守ってくれている、それはなんて贅沢で有難いことなのだろうかと思います
竜太郎さんとの稽古、と始めたことだったけれど、けして2人だけではなかった
2人でやればやるほど1人1人で立つことを知り、でも2人であり、4人であり、さらにそれらをも超えていくことなのだと知っていく道のりでした
本番ではあったけれど、道のりはまだまだ途中です
また途方もない道のりを地道に正直に歩んでいくのだと思います
「いずるば」という場所に出会ったのがちょうど10年前の桜の頃
2011年の4月3日に自分の公演をやらせて頂いたのがはじまり。でもその時はこんなご縁が繋がるなんて思ってもいませんでした。実際、その後しばらくはいずるばとは疎遠でした
それがまたふとしたきっかけでご縁がつながり、コントラバス奏者の齋藤徹さんの「いずるばオープンリハーサル」「いずるばフェスティバル」に参加させてもらうようになって、再びいずるばを訪れるようになりました
齋藤徹さんも、思いを込めていずるばをつくられた矢萩芳子さんも、一昨年亡くなられてしまいましたが、でも私が関わることが出来たほんのわずかな時間の中で、お2人から私にも、なにか手渡してくださったことが絶対にあるのだろう、と思えるようになりました
そして、亡くなられてもなお、なにか伝えてくださっているのだろう、と
そうとしか思えない
そのことを素直に受け入れてこれからも踊っていきたいし、踊り繋げていきたいと思います