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二十検定体験記 ~20個の資格に20万くらい費やした話②~

前回の記事の続きになります。
前回に引き続きこの記事も有料記事ですが大部分は無料でご覧になれます。
無料部分だけでもぜひ見ていってくださると幸いです。

前回のあらすじ。
数年前から狂ったように資格や検定の試験を受けまくってつよつよ履歴書を作っていったぼくは、所持した資格・検定が20を数えた頃になってふと「いままでどれくらい資格等にお金使ったんだろう……」と思ってしまい計算してみることに。
受験料や参考書代、移動費などを含めると軽く20万円は超えていたことに気付いたぼくは暖炉の前で孫たちに自分の資格取得体験記を静かに語るのだった……
暖炉の前で孫たちに語るところだけフィクションです。

前回は学問系の資格(漢検、数検など)について記したので今回は金融・財産系です。

金融財政系

・日商簿記3級 3300円
難易度 ★★ 受験料 3300円 挑戦回数2回
この記事、時系列はだいぶバラバラなのですが簿記3級に関してはかなり前に初挑戦したと思います。10年くらい前でしょうか。
最初の挑戦時はほぼニートのような生活をしていた頃で「何か人の役に立つスキルを身に付けなくては」という漠然とした焦りがありました。
しかしながら学習習慣や勉強のスタイルが今一つ身に付いていなかったぼくは見事に散りました。
そのくせ無駄に根拠のない自信のあったぼくはある暴挙に出ます。詳細はすぐ下にて。

・日商簿記2級
難易度★★★ 受験料5500円 挑戦回数2回
簿記3級に落ちたとき、言うて惜敗、あと数点で受かってたので次受けたら確実に受かるわ、などと高をくくって「じゃあもう2級受けちゃおう」なんて思ってしまいました。あたしってほんとバカ。
慣れない工業簿記に苦しめられ全然惜しくもない点数で見事に散りました。
心を入れ替えた数年後、無事3級合格。その3か月後に2級も合格。
リベンジ達成と相成りました。
昨今、簿記は新しい論点が入ってきて難化傾向にあるようです。さっさと取ってしまうが吉ですね。

・リテールマーケティング3級
難易度★ 受験料4400円 挑戦回数1回
小売店の販売にかかわる販売士の検定です。
商工会議所が行っているので簿記に挑戦した時に知りました。
ぼくの実生活に直接役立つものではないのですが、単純に力試しの気持ちで受けました。
難易度は軽め。合格率も6割程度だそうです。
参考書や問題集を一冊通してやりきるといった経験が無い人はぜひこのあたりからチャレンジしたらいいんじゃないかな。
なんか自分の体験と関係ない当たり障りのないことしか言えないけどそれくらい思い入れの何もない検定なのです。
ぼくのもっている中では珍しく期限付きの資格なので更新するかどうか迷っています。というか更新しない説が濃厚。

・FP3級
難易度★★ 受験料 学科4000円 実技4000円 挑戦回数1回
やはりというかなんというか受験会場には女性が多かったです。
体感男女比2:8くらいだったような気がします。
試験慣れしていない人が多いためか、教室入り口の座席表のところで行列が出来ていたのが印象的。
試験慣れしまくっているぼくはそんなもの見なくても教室の座席に書いてある数字を見れば大体自分の座席がどこにあるかわかるので行列を横目に入っていくのでした。あれ? そんな思い出しかない。

・FP2級
難易度★★★ 受験料 学科5700円 実技6000円 挑戦回数1回
3級を受けたちょうど一年後に同じ会場で受けました。
試験はFP協会主催のものときんざい主催のものがあり、きんざいの方が試験会場が多く、ぼくの住んでいるところの近くに会場があったのできんざいの試験を選択しました。(試験内容は学科に関しては同じです)
ぼくがFPを取って役に立ったことと言えば家に来る生保レディを論破して追い払うことくらいですかね。
いや、ほんとはとっても役に立つ資格なんだと思いますよ。ぼくが持て余しているだけで。

・宅地建物取引主任者
難易度★★★★★ 受験料8200円 挑戦回数7回くらい
実はぼくにとっての鬼門がこれでした。
最初は「なんか人気だから取ってみるか」くらいの軽いノリで受けたのですが見事に落ちたよね。
とにかく自分の能力と相性が悪い試験です。難易度★★★★★に異論のある向きは大勢いましょう。でもぼくにはラスボスのごとしだったのですよ。
暗記が苦手なぼくにとって覚えることが多いこの試験はまさに地獄。
最初に買った参考書がとっつきやすさをウリにしたもので「理屈はいいから語呂で覚えちゃおう」みたいなノリで、肌に合わなかったのを覚えています。
また、受験会場も地方住みのぼくにとってはなかなか遠方で、車で二時間ほどかかるところにあります。
朝から運転で多少疲弊しなければならない上に試験時間も2時間と長く、その上問題文は腹が立つほどわかりにくい。
もう数えるのも嫌になるくらい落ちましたがそのうち半分以上は1点足りなくて落ちました。
本番のコンディションが良ければもっと早く合格出来ていたかもしれないのに。
印象的なのは令和二年の10月試験。(コロナ禍で密を避けるために試験を二回に分けていた時期です)
自己採点で37点を取っていたぼくは半ば安心していました。その当時、合格ラインは37点が最高だったので「何とか受かったか……」と思っていたのですが、発表された合格ラインは38点。絶望しかないよね。
もっと言うと、実は問題を解いた後残った時間で見直ししたのですが2問だけ修正したのです。
が、悲しいことに2問とも修正前の方が正解でした。いらん事したあああ。
今年ようやく合格できました。(また結構ぎりぎりでしたが)
ひとえに相性の良い問題集に巡り合えたことと、試験前二日にわたって有休を取得し、コンディションの調整に注力したからだと思います。


今回はここまで。次回はいよいよラストのIT系とその他の資格検定編となります。こうご期待。

と、忘れるところでした。
前回同様有料記事の体裁を保つためにボーナストラックをご用意しました。
今回はぼくの学習習慣のつけ方、いかにして勉強を続けるかということについてお話したいと思います。
資格試験に挑まれる方はもうそれだけでぼくの同志。仲良しこよしの愛しい命なのです。
そういった同志たちに向けて少しでもぼくの経験がお役に立てたらいいなと思います。

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