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大切なことは全部ロマサガに教わった
ロマサガを知るものよ来たれ!
レトロゲームが大好きです。が、記事に書くのは初めてですね。
温めていたともいえる。
ロマンシング・サ・ガシリーズはスクウェア社(現・スクウェア・エニックス)によるスーパーファミコン用RPG。
ゲームボーイの魔界塔士Sa・Gaから連なる「サガシリーズ」の系譜です。
ぼくはサガシリーズの信者なのですが、ひいき目に見てもサガシリーズは一般ウケするとは言えない部分が多々あります。
ドラクエやFF,ポケモンなどの他のRPGとは一線を画す独自のシステム。
人によっては「つらい」「理不尽だ」「尖っている」と思うかもしれません。
でもそれは人生を模しているからなのではないかと思うようになりました。
「人生で大事なことはみーんなロマサガに教わった」
ぼくはそう思うのです。
1 分かりやすいレベルなどない
まず、サガシリーズには基本的にキャラクターのレベルというものがありません。
敵を倒すと経験値がもらえ、一定量超えるとレベルが上がる。
たいていのRPGはそういうシステムになっていますが、ロマサガシリーズはそれぞれの武器や魔法のレベルはあれども、キャラそのもののレベルはないのです。
これは「年齢が上がれば偉くなっていく」といった年功序列へのアンチテーゼとは言えないでしょうか。
年齢=レベルと考えるのがあっているかは置いといて。
ただただ人生を酔生夢死して生きていてもレベルは上がらない。
それよりも地道にスキルを磨いていく方が活躍できる。
そういったメッセージを感じるのです。
2 素振りを繰り返しているとひらめきが生まれることもある
サガシリーズの代名詞ともいえる「ひらめきシステム」
これは、武器で通常攻撃や技を選択した時に確率で新しい技をひらめく、というシステムです。初出はロマサガ2です。
レベルを上げていきさえすれば自動的に新しい技を覚えていく典型的なRPGとは違い、ひらめかなければ技が使えないという一見シビアな作りですが、ひらめいた時の爽快感は格別。
ちなみに基本的には敵が強いほど良い技をひらめきやすいのですが、ロマサガ2では技と相手とのレベルがぴったり同じ時に限りひらめきの確率が跳ね上がるという例外があります。
強い敵に立ち向かったり、適切なハードルを乗り越えることによって効率的に自分を強化できる。
まさに人生ですね。
3 逃げ続けていると敵がどんどん強くなる
サガシリーズの一番の賛否あるシステムだと思うのですが、普通のRPGと違い雑魚モンスターの強さは出現地域ではなく戦闘回数によって決まります。
ロマサガシリーズは基本的に雑魚モンスターからは逃げられるようになっているのですが、退却してもこちらは能力が成長しない上、戦闘回数はカウントされるので相手側だけ強くなってしまうのです。
もちろん時と場合によっては退却した方がいいこともありますが、やはり向かってくる困難にちゃんと向き合って自らの力を磨いていった方がよいのです。
4 人生はフリーシナリオだ
ロマサガシリーズは序盤と終盤を除いて、固定されたイベントはほぼなく、好きな順番で攻略することができます。
また仲間にするキャラクターも多数の中からある程度自由に選べます。
自分の物語は自分の手で切り開いていく。
これを人生と言わずしてなんとしましょう。
もちろん各主人公にそれぞれの目的があり、基本的にはそれを軸に進めていくのですが、後は自由。
人生、一本芯が通っていればあとは寄り道も自由だよ、と言われているようです。
サガシリーズは良いぞ
というわけで人生に大事なことはロマサガやサガシリーズに詰まっています。
ツラい時は「つらくなったか? だが今戻ればもっとつらくなるぞ。頑張れ」と自分を奮い立たせ、「誰にだってあるでしょう、やるしかないって気持ちになる時が!」と立ち上がり今その気持ちになったりする。
そんな人生の大事な時を乗り切るためのヒントをたくさん教えてくれるのがサガシリーズなのです。
あと、ラスボス直前でセーブするとハマる罠があるということを教えてくれたのもロマサガ2でした。