【陽だまり日記】晴れやか
社会人になって思ったことは、まともに陽の光に当たらなくなったな、ということ。
悲しいかな、この身に降り注ぐのはブルーライトで、一日の大半を過ごす建物は遮光カーテンに守られている。
だから、つまり、少々気が滅入ることもある。
今日はそんな日。
ふら、と昼休憩に陽だまりを目指して外に出ると、眩しい青が広がってた。
陽の光に透ける欅の葉は、水彩の色合いで、風に揺れると空に溶けてしまうのではないかと思う。
金砂がさらさらと降り注ぐような晴れた日は、光と影が穏やかに寄り添っている。