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【神使轟く、激情の如く。】アンセム登場【Supernova】

こんばんは

ひいろです

神使轟く、激情の如く。が2019年11月5日にリリースした三ヶ月連続配信シングル第二弾、『Supernova』をレビューしていきます​

はじめに


さて今作は三作品の中では特に「歌」を主眼にした曲です

勿論他の楽曲と同様、さりげなく凝りに凝った演奏が散りばめられておりますが、あくまで「歌」を彩ることをメインに編曲されているなと感じました

ライブでラスサビを会場全体になって歌うの、非常に宜しいですよね

タイトルにも示したように、『Supernova』は神激にとっての強力なアンセムとして、これからのライブを彩ってくれることでしょう

 

本論

歌い出しはことのさんから
ブレスから始まるのは本当に刺さる

ここと曲中のもう一カ所は恐らく敢えてオートチューンなどの音程補正を最低限にしてそうだなと初聴の段階で思いました

より生歌に近い分、現在の彼女たちの力量なりの歌ですが、その分歌詞に込められたら思いがダイレクトに伝わるような気がします
この部分の詞は曲全体をまとめる強いメッセージだろうなと

総合的な歌唱力で秀でている三名が割り振られているのもそのせいだろうな、なんて邪推します

この三名、各々が別系統の良さがありますよね
ことのさんは真っ直ぐな声質で歌詞をよりクリアに伝える力があると思います

「共に戦った日々を誇れるような」
凛とした彼女が歌うのに相応しい歌詞ですよね

続いてTiNAパート
音程補正弱めの歌い上げパートで二回登場してるだけあり、彼女の歌、非常にに良いですよね
少し擦れ気味になるハスキーボイスとソウルフルな歌い回しが堪りません

「常識やセオリー その先へ」の頭でブレス音が入るのも良い
「まだこれからなんだ」前では多分ブレス音を消しているのでこっちは敢えて音源に入れているのでしょうか

ここのメロディはこのパートでしか登場しません
所謂Cメロが頭に配置されているような感じでしょうか
結構出だしから凝ってますよね

「その先へ」の裏でフェードインしてくるシンバルとせーので鳴らされる楽器隊の音が非常にお約束を守っていてニヤリとさせられます

ストリングスが切ない間奏につながりますがこの感じは銀テープを射出する絶好のタイミングだと思いますのでいつかその光景を観たいところです 

Aメロへ
メンバーがワンフレーズずつ歌い繋いでいくの、なぜかぐっときます

全8フレーズなので丁度一人一つづつで、あまねだけ二回割り振られてて本当にありがとうございました

後半もう一回登場するメロなので都合三回分、それぞれ微妙に表情の違う表現で、あまねの実力アップを実感出来る良ポイントです
「抑えきれず飛び立った無謀者よ」は「謀」辺りでがなりを入れてます
「どうにかなったっていつか笑うわ」では「笑うわ」で普通に歌った上にがなりをいれたものを被せて録音してありますね
「目の前の景色はなかったから」は少し力を抜いて優しく歌っています

この辺の表情の付け方、変え方が良いです 

続いてBメロのラップパート
よいこがメインで歌い続けながら各メンバーが歌い繋いでいく構成
ライブでは各々がよいこと絡むいい感じのフェーズですよね

ここはもう本当にベースが偉いことになっています
うねうねと動き回るベースライン、とくに「今一度握ろう」辺りで上に展開していくところが最高に気持ちのいい瞬間です
Luna Seaや黒夢、L'Arc-en-Cielといったベースラインがとにかく主張激しいバンドのサウンドで成長した者ですからもう全編通してにやにやできます 

サビ
ここは裏のストリングスとは別にヴァイオリンを一本入れているところが隠し味かなと
メインのメロディーを引き立てる、それでいて単体でも十分美しい旋律を奏でています

このサビ、普通に良いので逆に語ることがあまりないというか、素人がこねくり回した文章なんかよりもリスナーそれぞれが感じた情感だったり、ライブでの景色だったりを思い出していただきたいなと

続いてボイスパーカッションのセクション
歌も上手くヘアアレンジも出来てオマケにボイパも出来てしまうとはTiNA、恐ろしい子!
私は門外漢甚だしいのでコメントは差し控えさせていただきますが、終わり際で入るアコギ2本が地味にいい仕事をしているとだけ申しておきます

 順当にA→B→サビと繰り返し、ウォーキングベースとジャジーなホーンセクションのシャッフルビートの数小節を挟んでから2回目の歌い上げパートへ 

こちらはいもこさん→TiNAと歌い繋ぎます
先にも書きましたが、曲頭とはメロディが別なんですよね

ウインドチャイムを背にしながら「強がり」ながらもどこか「憂鬱」で、「進む理由を探して」いると歌う
ご本人も最近歌い方が変わって以前のかわいい感じの歌声ではなくなったというような発言をされていましたが、ここは少しシリアスで今までとは違う魅力を感じさせる歌唱です
「シンドローム」の「ド」と「ロ」の繋ぎ方と「探して」の「t『e』」部分のビブラートも個人的に癖になる箇所です

続いてTiNAのパート
ここは全部アツいので細かく見て行きましょう

まず「どんな」「強い祈りも」「無視するなら」とブレスで区切っていますが、語尾を呼気で擦れさせながら伸ばしてブレスを入れている点がまず刺さります
最後の「なら」だけファルセットになっているところもポイント高いです

次に「ほっといて」の「ほ」
「曲中最も素晴らしい瞬間を挙げよ」と言われれば迷い無くここを挙げますね
「ho o」と発音しておりますが「ho」部分の絶妙なハスキー加減が堪らない
良い仕事しています
このテイクが録れた時はガッツポーズものだったろうなと謎の想像すら浮かびます

こうして見てみるとこの曲はTiNAにフォーカスを当てた曲だなという印象になりますね

そのまま同じメロディで隣の人と肩を組んで合唱スタート
ライブでの一つのハイライトになる箇所でしょう
このまま二回ほど繰り返して大円団、と思いきやそう易々と終わらないところが神激のニクいところ

繰り返しではなく最後の最後でまた別のメロディを投入してきます
大サビ?Dメロ?まあ呼称はともかく
「諦めた夢も託された夢も 全てを共に叶えたいんだ 挑戦も未来も怖くなんてない 君がいるなら」
そう歌う彼女たちの歩んでいく道を見守っていたい、なんて臭い言葉を書きたくなるような気分とともに曲は幕を降ろします

おわりに

と言ったような感じでレビューをしてみましたがいかがでしょうか
半年前の曲だということに冷や汗が流れます
はてなブログで書いていましたが気分でnoteの方にお引越しすることに
少ない過去記事もこちらに移す予定です
その勢いでテンペストのレビューも載せられると良いな、と甘いことを言っておきましょう
それではまた

三ヶ月連続配信シングル、他の二曲のレビューはこちら


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