両声類が伝える!【女声講座#2(エッジボイス編)】

 こんにちは!

 今回はエッジボイス編ということで、裏声とはまた別の声の練習になります。

 少し難易度は上がってきますが、最後までお付き合い頂けると幸いです。

⭐️注意事項⭐️

❄️この記事は私の経験を踏まえた練習方法をお伝えするためのものです。必ず両声類になれるというものではないので、ご理解の方お願いします。
❄️声帯は繊細です。無理な練習は控えて下さい。また、練習は自己責任でお願いします。
❄️必ずお水など飲み物を用意して練習して下さい。烏龍茶などの喉の油分を取ってしまう飲み物は厳禁です。常温のお水が望ましいです。
❄️喉に違和感を感じたらすぐに練習を中断して下さい。無理に練習しても良い結果は出ません。

エッジボイスって何?

 エッジボイスとは、声帯を閉じたまま発声するというもので、ボイストレーニングにもよく用いられます。

 エッジボイスを練習する目的として、

❄️高音を出しやすくする。
❄️声に張りを持たせる。
❄️ミックスボイスの演習に繋がる。

など、女声の練習に役立つものを身につけるためです。

 エッジボイスと聞いても何が何だかイメージしずらいと思うので、例を挙げながら説明していきたいと思います。

 エッジボイスを出すイメージとしては、ゾンビの呻き声のような「あ“あ”あ“あ”…。」という声を出してみて下さい。

 声帯を使っていないので、ハッキリとした声は発声することは出来ませんが、ガラガラとした音のような声は発声出来ていると思います。さらに、そのまま言葉を喋ろうとしても、微に喋ることは出来ると思います。

エッジボイスを使って練習をしよう!

 エッジボイスの出し方が分かったら、次に紹介する練習をしてみてください。

【⚠️】エッジボイスは喉に負担をかけやすい声ですので、無理に出そうとせずに、休憩を挟みながら喉を労って練習して下さい。

喉を開くイメージで。

 あくびをした時に大きく喉が開くのですが、その喉の形を真似ながらエッジボイスを出してみて下さい。

 エッジボイスを出している時点で少し喉は開いているのですが、それをもう少し大きく開けるようなイメージです。

 そうした動きを取り入れることで、無駄に喉を締めすぎないようコントロールする事が出来るようになると思います。

エッジボイスを前に押し出すように発声する。

 声帯が閉じている声なので、声量で誤魔化すことは出来ません。喉がしっかり開いていないとエッジボイスの声量を増やすことは難しいでしょう。

 また、腹式呼吸などお腹から押し出すように発声しないと、エッジボイスを前に押し出すような発声をすることは難しいです。

エッジボイスを馴染ませる。

❄️力まない。
❄️無理をしない。
❄️前に押し出すことを忘れない。

 この3つを意識しながらエッジボイスに慣れて下さい。また、このエッジボイスは「あ」という発音が一番出しやすいですが、慣れてきたら五十音全て話す練習をしてみて下さい。

 そうする事で、どんな言葉の時もエッジボイスを意識出来るようになるはずです。

地声とエッジボイスの発生方法の違いを感じる。

 声というのは体全体で発しているものです。その中でも大きな影響を与えているのが、[喉][口][息]になると思います。

 そうした[喉][口][息]に着目して、地声とエッジボイスの違いを探ってみて下さい。

 地声では遥か前方まで飛ばせていた声も、エッジボイスでは口から漏れ出るような発生に近くなると思います。

 さらに、喉や口は大きく広がり息はそこまで出ません。

 こうした特徴の一つ一つを感じながら良いとこ取りをしていって、理想の声を作っていきます。

地声でエッジボイスを意識出来るようにする。

 地声の状態でエッジボイスを取り入れた発生に挑戦してみましょう。

 エッジボイスの時に意識していた口と喉の開きをそのまま意識し続けながら、地声を出していきます。

 コツとしては、エッジボイスのみを出しながら次第に地声に切り替えるのがオススメです。

 大型犬の威嚇で喉を鳴らした後吠える感じに似ています。

 それを、「あ”あ“あ”あ“あああああ」と声を浄化するようにすり替えていってください。もちろん、喉や口の形はそのままで。

 それが出来るようになってきたら、最初のエッジボイス無しでいきなり地声を出せるように練習してみてください。

 それだけでも、地声に張りが出るはずです。

裏声にエッジボイスを足してみよう。

 最後に、裏声にエッジボイスを足してみましょう。

 やり方は地声の時と同じです。

[エッジボイスの時の発声を意識しながら裏声を出す。]

 上手く発声出来れば、今までとは違う芯や張りのあるしっかりとした裏声になってくると思います。

 裏声に変化を感じられたら、エッジボイスの練習をした時に意識をした[声を前に押し出すということも、再度意識し直してみましょう。

 力強い裏声になってきませんか?

まとめ

 今回は、女声練習においてのエッジボイスについて解説しました。

 少しでも参考になれば幸いです。

 冒頭でもお願いしましたが、特殊な発声を練習しているので、喉にかかる負担はかなりのものだと予想されます。

 必ず[適度な休憩][水分摂取]を忘れず、喉のケアを優先して練習してみてください。

 また、シリーズとして今後も女声についての記事を投稿していこうと思っていますので、興味を持っていただいた方はぜひフォローの方よろしくお願いします。

 それではまた次回の記事で!

筆者紹介

 ここからは自己紹介になるので、私に興味を持ってもらえた方はぜひ確認していってください。

筆者:柊 詩音(ひいらぎ しおん)
主な活動内容:ゲーム配信、台本作成、記事執筆。
趣味:音楽鑑賞
特技:女声・声真似

活動場所

Twitch(配信)

YouTube(動画)

いいなと思ったら応援しよう!