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フリーパスで電車週末旅という選択肢

 こんにちはこんばんは。
 Weekenderなかわうそ。 ひいらぎともうします。

 さて今回は表題通り「フリーパス・フリーキップ」というもののオススメ?紹介日記みたいなところでひとつ。

 現在車を手放して絶賛公共交通機関に徒歩と自転車と、それなりにまったり生活できている私ですが、車を手放してからというもの以前より圧倒的に公共交通機関というものの情報を集め出しました。
 LCCな飛行機なんかが深夜バスも真っ青な価格で運行されてるのは知ってる、使ってる方も多いと思います。 新幹線が一番高いんだよねほんと…。
 長距離バスも結構使うんですが、今回週末のちょい旅なんかに実はかなりお得な電車という選択肢。 ガソリン代も高速代もいらないし!寝てればつくし!楽!
 そんなところについて一筆。 本州最果ての地からお送りします。
(すべて成人料金で書きます。お子様はフリーパスもやはり半額くらいなんで安いですよ)

 1.フリーパスってなに?
 2.実は各地に存在するフリーパス
 3.元がとれるか先に計算しよう
 4.今まで使ってきたフリーパス
 5.注意点とまとめ

1.フリーパスってなに?

 さぁそんなわけで「フリーパス・フリーキップ」(以下フリーパスで呼称)ですが、私はこれを聞いて思い出すのが遥か昔、学生時代の修学旅行です。京都で1日バス乗り放題のフリーナントカを購入していました。
 要するに一定の金額を先に収めれば、所定の区間・期間でこれも所定の公共交通機関が乗り放題という代物です。

 一番有名どころは「青春18きっぷ」ではないでしょうか。
 青春18きっぷは期間以外ほぼ全国で使える自由度がもっとも高い部類のフリーパスです。 5日分連続でもバラバラでも使えて1日2350円、使い勝手も価格も抜群!
 ただしほんと、期間限定という。私の休みにもうちょっと合わせてよ!(身勝手)

 京都とかぎゅっと観光地がつまったエリアなんかでは電車やバス、地下鉄なんかとあらゆる乗り物が乗り放題とそういう利便性の高いフリーパスも。
 そんなフリーパス、実は全国津々浦々に溢れてるってご存じでしたでしょうか。

 
2.実は各地に存在するフリーパス
 
 そういうお得なのって主要都市や観光地くらいでしょ? っていうのをフリーパスの話をするとよく言われるんですが、いやほんとうにいろんなところに転がってるのです。しかも通年買えるものが多い。
 まぁ確かに車があれば、よほど遠出でもないと公共交通機関なんて調べずに行っちゃいますもんね…。
 
 では実例として本州最北、青森県のフリーパスをご紹介。

 

 その名も「あおもりホリデーパス」
 唯一のネックはホリデーパスの名の通り、基本は土日祝日限定。
 指定の1日限り乗り降り自由タイプですが、これで2480円。

 電車で2480円…いやまて高過ぎでしょ!なんて思われるかもしれませんが、確かに関東なんかだと高く感じるでしょうが、ここは本州最北青森県!

 例えば青森駅→八戸駅間の片道運賃。
 青森でも人気の多い新幹線も止まる区間を普通電車だと…2280円!
 青森市の人が八戸市に遊びに行って帰ってくるだけで4560円!
 そこが!フリーパスなら! 2480円で往復も!ちょっと浅虫温泉で降りて温泉でも浸かるべ!なんてちょい乗り降りも自由自在!
 なんなら青森駅で家に帰らずそのままちょっと弘前まで…えぇい竜飛崎まで行っちゃうんだぜ!もフリー!
 なんてフリーダムなんだフリーパス!

 まぁ青森でかくて移動距離が長いんで通常運賃が高いのは仕方ないですが、2480円で乗り回させて採算どうなっているのだろうか…。いや安いからそれで良いです。

 まぁそんな感じで、土日祝日限定のかなりお得なフリーパスは結構各地にゴロゴロしています。
 唯一と言っていい曜日縛りも、大型連休や年末年始なんかは期間内いつでもOKになったり拡大されてますんで、ちょっと週末の日帰り遊びや、単純に片道長距離乗るだけでも、フリーパスの方がなんでか安いという現象が発生します。ちょっと出かけるその前に「県名 フリーパス」でググってみると、え!こっちのほうが安いじゃん!みたいなのも。

3.元がとれるか先に計算しよう

 先ほど青森の例で出してますが、安くて乗り降りフリーでとってもいい具合なフリーパスなんですが、やはり買う前に一回試算をしてみましょう。
 
 もう一つ例として関東の「東京フリーダムきっぷ」をあげましょう。
 通年販売で土日縛りなんかもなし。1590円で1日23区の電車地下鉄都営バスなんかが乗り放題!

 だがちょっと待ってほしい。
 東京です。
 トーキョーだぎゃあああああああ!と東京駅についてとりあえず上野にでもいってみますか。
 東京→上野 (¥160)
 やっす!やっす! 私の住んでる町で160円もってバスに乗ったら徒歩5分かからない区間くらいしか移動できないんですよ!(泣

 気を取り直して上野から新宿にいって見ますか。お買い物。
 上野→新宿(¥200)

 新宿満喫したらそのままアキバへもお買い物行きますね
 新宿→秋葉原(¥170)

 あースカイツリー行きます?
 秋葉原→押上(¥280)
 よし、無駄に長くなるからそろそろやめましょう。朝から観光だのなんだので時間を潰してみました。ルートめちゃくちゃで思い浮かんだ名前で並べましたが、これでまだ800円くらいですよ。

狭い場所に見所密集な観光ではフリーパス分の電車に乗るのも大変なんです。
 乗り降り楽だからいいじゃん!といわれるリッチな方がいるかわかりませんが、フリーパス分乗るのも大変な都市は大体交通系電子マネーが豊富なんでピッとすればフリーパスみたいに駅員さんに見せる必要もないから楽でして…。

 そこそこの移動を見込んだ旅程じゃないとフリーパスの元をとれなくて割高になっちゃいますから先に一応計算はしておきましょう。

4.今まで使ってきたフリーパス

 過去先々の地域であれこれ使って思い出深いのだけご紹介。

 個人的イチオシまずは「北海道フリーパス
 北海道内の電車と特急まで乗り降り自由! しっかり通年販売です。
 26230円となかなかなお値段に感じるかもしれませんが、これ7日間連続で使える超お買い得フリーパス。 フリーパスをみどりの窓口に持って行けば指定席も6回まで使用できます。混みそうな区間は指定席。それ以外は自由席なんて使い分けも。
 例えば函館から旭川まで自由席往復でも24000円かかります。
 私はこの切符を使用して電車+徒歩にて一週間北海道一周旅なんてのもしてみました。
 弱点?というか年末年始や大型連休期間が使えない。と多くのフリーパスと逆なんでそこだけはお気をつけて。
 特急はつかえない。電車のみの青春18きっぷ北海道限定版みたいな通年販売のフリーパスもありますが、お気をつけください。北海道はなにしろ超でっかいどう…。 快速程度じゃ丸1日電車に乗りっぱなしでも移動距離が全然足りないんです。強行軍な旅ならやはり特急は必須…。

 後もう一つ。四国の「四国再発見早トクきっぷ」。
 土日祝日限定で早トクというように、1ヶ月から前日までに窓口等で日付指定にて買えます。 遠隔地の人でも郵送してくれますよ。
 まぁ最悪前日にみどりの窓口で買えるとはいえちょっと買うのはひと手間なんですが、2060円で特急のぞく電車が四国一周まるっと乗り放題。2枚買えば4000円で四国1周も可能です。
 移動を急いでない時に、香川から愛媛や高知まで片道2000円で行けるので重宝していました。ちょっと気になったらさっと降りて次の電車までまったり散策とかも。
 土日でまったりと時間が使える時は是非活用いただきたいフリーパスです。

5.注意点とまとめ

 はいではフリーパスの巻、こんな感じで。

 ・長距離の場合は片道きっぷを買うより安い場合もある
 ・元が取れるかちゃんと最初に計算する
 ・スロー・気ままな旅のお供には最強! 

 そんなところで一つ。
 ご当地フリーパスは通年販売のものがほとんどですので、住んでいる県のフリーパスは知っておくと「そういえば電車の方が楽だし安いかも…」と新しいお休みの日の遊び方が出てくるかもです。
 中には○○地方全域オッケーみたいなかなりの広大な範囲をカバーしてるものも。
 
 各地のJRさんHPにフリーパス一覧みたいなのがありますが、終点の駅名が書いてあるだけで、でこれどこなのよ。と知らない場所に行くときはmapとにらめっこになってまたそれも旅の妄想に繋がったりです。

 車、やっぱり便利なんで乗ってると公共交通機関ってそんなに深く調べたりしてこなかったんですけど、結構どこも力はいっててすごいですよ。
 是非一度、身近な交通機関から調べて見てはいかがでしょうか?

 では本日こんなところで。 お相手はひいらぎでした!

ひいらぎ

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