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【大学編入】生物の勉強方法【理系】

令和7年度の農学系・生物系の国公立大学第3年次編入学試験に合格することができました、ひいらぎと申します。

 今回は私の「生物の勉強方法」を記録したいと思います。基本的な内容が多いかもしれませんが、生物関係の情報はあまりないなという印象がありましたので、何か参考になれば幸いです。

 別記事で「生物の勉強方針」というものも投稿していますが、これは「色々な大学の過去問を見た分析」「優先的に勉強して欲しい分野」「使用した教材・YouTube」等の「情報提供」メインで書いたものになります。この記事では私の「具体的な勉強方法やスケジュール感」については言及できていませんでしたので、それを今回の「生物の勉強方法」の記事でまとめていきたいと思います。よろしくお願いします。

1. 勉強方法の5本柱

 自分が今までどうやって勉強してきたかを振り返ったとき、大きく分けて5つの勉強方法を行ってきたのかな、と感じました。

①過去問分析
②要点・図・イラストなどを1回は書いてみる・まとめる
③問題を解く・間違えた所の確認
④自作オリジナルプリントを作る
⑤(自作オリジナルプリントを)音読する

①過去問分析

 生物の内容が頭に入っていない状態で過去問を見ても、ちんぷんかんぷんになるかもしれません。しかし、がむしゃらに手当たり次第に勉強するより、志望校の傾向やこういうことを問いたいのかな、という視点・アンテナを持った状態で進んでいく方が質を高められると思います。

 とりあえず、過去問に出てきた「用語」「キーワード」を頭に入れたりメモしたりして、自分の中にストックしていきましょう。それに関わる内容・分野の勉強を大事にしていきましょう。

 志望校のものだけでなく、ホームページで公開されていて簡単に手に入るようなものなど、色々な大学の過去問に取り組んで欲しいです。今回私が受験した際も、他の大学の過去問をやっていたから解けた、という問題が結構ありましたし、色々な大学で頻出だった分野が出題されていました。

私が過去問を分析した結果の「この分野が特に大事だろう」「優先的に勉強して欲しい」というような内容は「生物の勉強方針」の方の記事に記載していますので、もしよろしければ参考にしてください。

 勉強や問題演習を経て大体理解できたな、と思ったら過去問の答えを考えてみる、という感じで良いと思います。過去問には、模範解答がついている場合とついていない場合がありますが、どちらにせよ自分なりの解答作りは行っていくことになるでしょう。

 また、ホームページで公開されている過去問は「パソコンなどでデータでも保存しておく」方が良いかもしれません。私は紙での印刷だけでそこまでやらなくて、データでもとっておけば良かったかもしれない、と今ちょっと後悔しています。


②要点・図・イラストなどを1回は書いてみる・まとめる

 やはり、参考書を見るだけで内容をしっかり理解・把握するのは難しかったので、最初はノートにひたすら要点・図・イラストなどをまとめていました。自分の手を動かすことで頭に入りますし、漢字ミスや思い込みなども減らしていけると思います。

 ただ、時間はかかるので、自分の生物の理解度や試験本番までの残り時間なども加味して欲しいところにはなります。本当に時間がない・どこが大事でどこがそこまで大事じゃないのか分からない、というような場合には、まず「基礎的な問題集についている要点まとめページ」の内容を頭に入れていきましょう。必要最小限の重要事項がまとまっているんじゃないかなと思います。

中々覚えられない内容、複雑な内容は何回も(1日1回、何日間か連続してor何日かおきに)書いて覚えるようにしていました。

 私の場合、後々③の「自作オリジナルプリントを作る」ようになったので、最初にまとめたノートを見返す、ということはあまりありませんでした。せっかくまとめるなら皆さんには是非有効活用してもらいたいところです…


③問題を解く・間違えた所の確認

 ②が大体できたら、問題集を解いていました。「単元Aを勉強→単元Aの問題演習、単元Bを勉強→単元Bの問題演習」というように、単元ごとに勉強→問題演習という流れで行っていました。問題集をやり始めると、「どういうことが聞かれるのか」という視点も養っていけるので、最初は大変かもしれませんが、段々マシになってくると思います。

最初は難しい方の問題集しか持っていなかったので、私はそれを解いていましたが、まずは基礎的な問題集から入った方が良いのではないかと思います。
 問題集は、全範囲1回通れたら2回目に入っていきました。しっかり覚えたい方は丸々もう1回やっても良いですし、効率良くやりたい方は1回目のときに間違えた・分からなかった・解けたが怪しかった、などの問題に印をつけておいて、2回目はそこだけ(そこをまず優先して)やる、というのでも良いと思います。また、①と被りますが過去問にも挑戦してみましょう。


④自作オリジナルプリントを作る

 正直、これは説明するのが少し難しく…「何だそれ??」となったらすみません。読み飛ばしていただいても結構です。
 元々は、隙間時間にさっと復習できるようにしたくて自作オリジナルプリントを作るようになりました。(教科書や資料集をいちいち開くのが大変、持ち運びにくい)

 Wordに要点をまとめたり、インターネットから図を持ってきて貼ったりして作っていました。自作オリジナルプリントには、①の過去問分析を踏まえた「過去問で出題されていた内容・設問・解答」も盛り込んでいました。過去問もいちいち見返すのが大変だったので、単元ごとにまとめて確認できるようにしたいなと思い、そうしていました。

 WordでA4サイズにまとめて、紙が勿体なかったので1枚に2ページ分印刷されるようにして両面印刷で刷っていました。インターネットから持ってきた図には著作権があるでしょうし、あくまでも個人利用に留めていました。


⑤(自作オリジナルプリントを)音読する

 生物以外にも化学やTOEICもやらないといけなくて、でも生物から離れると勉強したことを忘れてしまう…と思い、隙間時間で音読をしていました。完全に不審者ですが、学校の休み時間や昼休みにひたすら音読して、なるべく知識の定着・記憶保持ができるよう必死でした。

生物は「つながり・ストーリー性」を意識して覚えることが大事だとも思っていて、音読を通して自分の中に「生物ストーリー」を染み込ませていくイメージでやっていました。

 また、「面接で口頭試問があるかもしれない」と考えていたこともあり、音読は「口で説明できるようになるための練習」という位置付けでもありました。

 私は自作オリジナルプリントを音読していましたが、教科書などでも良いので、1回やってみて欲しいかなぁという気持ちです。わざわざ音読する時間を作らなくても、勉強や問題演習をしているときについでに声に出してみる、というのでも効果的だと思います。



2. 勉強スケジュールの概観

 私は「生物基礎は高校生のときに授業を受けたが、生物はノータッチ」という状況から独学で復習・勉強を始めました。生物をお休みして化学に全振り、という時期もありました。以下に勉強スケジュールの概観を記載させていただきます。2022年12月~2024年6月の約1年半のスケジュールになります。

*2022年12月~2023年3月:生物基礎の復習
※TOEICと並行、TOEIC65%・生物基礎35%ぐらいの比重

*2023年4月~7月:生物の勉強・問題演習1回目(難しい問題集)

*2023年9月~11月:自作オリジナルプリント作成・問題演習2回目(難しい問題集)
※自作オリジナルプリントは単元ごとに作っていたので、出来上がったものから隙間時間に音読 11月~2月、3月~5月などは間が空いていますが、その間は化学全振りだったので、生物の勉強としてはこの音読のみ行っていました。

*2024年2月~3月:大学範囲の参考書を読む
*2024年5月~6月:問題演習3回目(基礎的な問題集)

農学系・生物系の大学編入試験は、6月~7月にかけてに結構集中していて、その後は遅くて9月ぐらいまでのところが多いのではないかと思います。私は編入試験対策に1年半かけましたが、1年半というのは仮に大学生の方のスケジュールに当てはめると、入学してすぐ(どうかしたら入学前)から編入のために勉強し始めているということになります。(大学2年生で編入試験を受けるとすると)

 私は、自分で言うのも何ですが性格は比較的真面目な方で、また専門学生なので授業も選択の余地はなくほぼ必修で、1つでも単位を落とすと進級できないという感じだったので、学校の成績を犠牲にする、授業中に内職するとかは全くしていませんでした。

出願の際にほとんどの大学で、今通っている学校での「成績証明書」の提出は求められると思います。その提出する成績(GPAなど?)がどれくらい合否に影響があるのかは分かりません。筆記試験ができてさえいれば良いのか、あまりにも成績が悪いと勘繰られるのか、など…

 私は聞かれませんでしたが、面接で今の学校の成績について聞かれた方もいるようです。出願書類を見て面接官が自分に対するイメージ(先入観)を持つ、合否のボーダーライン上に乗ったときの判断材料になるかもしれない、という見方もできそうですし、できたら今通っている学校の成績もそこそこは維持しておく方が安心なのかなぁ、と私個人は思います。

 また、大学から大学への編入の場合、2年以上在籍し〇〇単位以上取得見込み(?)のような出願条件になっているのかな?と思うので、あまりにも落としてしまうと編入試験は受かったのに編入するのに必要な単位が足りない()となると悲しいので、そのあたりも頭の片隅にあると良いのかもしれません。。

 あと、これはもう精神論ですが、今やらないといけないこともないがしろにせず頑張った人には、最後に運や神様が味方してくれるんじゃないかなぁとも思います。

 私のような長めの勉強期間を確保できなさそう、という方もいるでしょうし、やはり大きく合否を決めるのは英語や筆記試験の成績でしょう。ですから、今の在籍校での勉強と編入のための勉強、優先順位とバランスを考えて頑張りましょう。何を優先するかは自分の責任で考えて行動して、後悔しないようにして欲しいです。



3. 最後に

 今回は、主に「勉強方法」と「勉強スケジュール」についてお話させていただきました。ただ、これは人それぞれ個人差も出てくる部分になるかと思いますので、自分が1番やりやすい方法で勉強していってもらえたら幸いです。

 最後の方、自分はしっかりやった的な雰囲気で書いてしまいましたが、今通っている学校のこともやりながら、+αで編入試験対策もやらなければならないのって本当に本当に大変ですよね。私自身も何回か途中で挫折しました。

 ただ、ちゃんと時間を作って勉強すれば、絶対に前より知識を増やしたり理解を深めたりできます。1日1日、コツコツ前に進んでいきましょう。

 それでは今回の記事はここまでとさせていただきます。もしよろしければ今後の記事も読んでいただけましたら嬉しいです。ありがとうございました。


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