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【MBTI】SP型・NP型・SJ型・NJ型の気質の違い

最近流行りのMBTIの話です。

MBTIは2文字目(SorN)と4文字目(PorJ)のウェイトが大きい

これは私の勝手な持論だが、 MBTIは2文字目と4文字目がその人の性格を表す上でかなりのウェイトを占めていると思う。

主に心理機能が色濃く出ているからだと思うが、これが理由で16personalityの黄緑紫青の色分けはあまり納得していない。

確かに同じ紫としてENTP( INTPは周りにいない)に近しいものは感じるが(SP型よりはよほど)、やっぱりNeとNiの違いは大きいと思う。

ただメインの心理機能に違いはあれど、むしろ相性はいいと思っているのでENTPやENFPは個人的に好き。これに関しては後述。

よくMBTIの相性論ではINTJとベストなのはESFJと言われているがどこが相性良いのかさっぱりわからない。FeメインでS型とか、INTJと全く噛み合わないと思う…

本題から逸れたので最初の話に戻るが、持論としてその人物の人となりにおいて1番要素として大きいのがS・N軸、2番目がP・J軸だと思っている。

S・N軸の違い

個人的最重要要素。

主に知覚機能と呼ばれるが、Sの人間とNの人間では見ている世界(正確には世界の捉え方)から趣向、考えの浅深など全く異なると思っている。
safariの検索履歴とか比較してみたい。

どうせMBTIに興味を示してノートでこんな記事を読むのはN(IN)型だろうから、もしかしたら同じ考えの人間がいるかもしれない。

友人とたまにMBTIの話になったときに必ず言うのだが、今ひとつ共感を得られないし、そもそもSとNの違い自体が言語化が非常に難しいために理由の説明も歯切れが悪くなってしまう。

具体的にどう違うのか本当に説明が難しいし、自分がNである以上S型への考察が偏見の域を出ないのも課題だ。

どうしても一言で言うなら「S型は具体、N型は抽象」となってしまうが、これではあまりに抽象的すぎてまさにN型の悪いところが出てしまっている。

S型の人間は、良く言えば地に足がついている、1秒1秒をしっかり現実的に生きていそう。悪く言えば深い考えや視野が無さそう、アカデミックな知的好奇心のようなものが薄そう。

N型の人間は、良く言えば今ここに無いものに興味を持てる、知的好奇心が強くてアカデミックな話にも興味を持つ。悪く言えば注意散漫、遠くを見すぎて近くを疎かにしがち、オタク気質で何かしらキモいポイントがある。

これでも言い表したいことの2割も言語化できていないがこれが限界かもしれない。

S・Nは知り合ってすぐに見分けるのが困難な分、深く付き合うと最も差を感じる。

P・J軸の違い

これは判断機能と呼ばれるが、個人的にはS・N軸が知覚ならP・J軸は行動に現れると思う。
それゆえ比較的知り合ってすぐに判別しやすい。

私自身16personalityでP・J軸は40:60くらいで、例えば生活リズムが乱れがち、5分程度の遅刻をしがちなどPのような要素が多いので、S・Nほどクッキリしているわけではないが、それでもP型とは行動に差が現れていると思っている。

一言で表すなら両者の差異は「許容できる不確定要素の多さ」に帰結すると思う。

私の周りにはP型の人間が多いのだが、当日に遊びに誘われたり、遊園地に遊びに行くなど大型の予定でも事前に誰も話し合いを始めようとしなかったり、飲み会をしようとなっても集合してから店を探し始めたりなど、かなり自分と違うと思う点が多い。

私はADHD気質な所があって一般的に言われるJ型ほど几帳面な性格では決してないが、それでも少なくとも前日には次の日の予定は確定させておきたいし、それが覆されると不快感を伴う。

私のようにJの人間でもガサツなタイプはいるので、とにかく不確定要素を無くしたい傾向にあるかどうかが見分けるポイントだと思う。

ここまでP型の人間を半ば貶める内容になっているので、少しP型の尊敬している点を挙げておこう。

私の所属しているゼミでは様々な議題を巡ってのディベートが行われるのだが、Jの人間は立論を0→9にするのが強く、Pの人間はそれの穴を指摘して9→10にするのが得意な傾向にあると思う。

また討論本番で活躍するのもPが多いだろう。

Jの人間はとにかく事前に時間をかけて準備し、完璧な立論を練り上げる。

議題に対して雲のようにフワフワ浮かんでくる自分の考え・発想・時には思想などを樹形図状にまとめて、それをしっかり論理構成が成り立つように組み換えを重ねて一つの形にし、具体例で土台を補強する。

(ただしN型なのでどうしても理論が先行してこの具体例の補強弱いことが多く、そうなった場合瓦解してしまう)

私がINTJであるからかもしれないが、この過程そのものがまさに一個の建築物を作っているかのようで、とても楽しい。
建築家とはよく言ったものである。

やり切った後に完成された自分の立論を眺める時間の幸福感たるや。

ちなみに、私は立論を作る時はMindNodeというアプリを愛用している。
J型のMindNode使用率かなり高そう。

しかし、Jの人間は思考が収束しているため、前提として敷いているレールのようなものがあって自分の考えの穴やズレに気がつきにくい傾向にある。

S型の特徴で述べたのとはまた異なるタイプの視野の狭さがあるのだ。

一方Pの人間は思考が発散する傾向にあるため、0からの立論には向かないが、こうした抜けやズレを指摘する力に長けている。

一言で言うなら悪魔の代弁者である。

Jの人間からしたら「確かにそういう見方があったか!」などと感心することが多い。

ディべート本番でもP型のこの特徴がよく表れる。発想が柔軟で、着眼点が鋭い傾向にある。

ちなみに、以上のディベートの例は全てN型であることが前提である。

S型の人間はそもそもディベートに興味を示さない人が多く、「ゼミでやらされるから仕方なく」という意識であることが多い。

SP型・NP型・SJ型・NJ型の気質の違い

とまあここまで長々とS・N軸とP・J軸の違いを述べたので、本題として以上の二つの軸をミックスして、SP型・NP型・SJ型・NJ型それぞれがどのように物事を見てどのように行動するのかを述べていく。

SP型(Se優位)

SP型は物質的な興味、快楽で動く。
飲み会で友達と楽しむ!将来はとにかく金を稼ぎまくる!などである。

こうして文章にするとバカにしているのかと怒られそうだが、彼らのみなぎるエネルギッシュさは尊敬に値する。

特にESP型はとにかく行動力に溢れている。しかも物質的なものに重きを置くので実利としてすぐに反映されやすい。

ESTPを起業家と言うのは特に秀逸で、悪く言えば思想や信条などは無いがとにかく柔軟さと行動力で将来はバリバリ稼いでそうである。

イメージとしてはESP型は大手JTCの営業マンか若手起業家である。
ISP型は個人差が大きく、一貫したイメージは湧きにくい。

NP型(Ne優位)

NP型は知的好奇心で動く。
特にNTP型は幼い頃から図鑑が好きだろうし、雑学などに興味を示すだろう。

NFP型は、無機質な知を好むNTP型と比べて情緒的な知を好む。幼い頃から本、特に物語系を好む傾向にあるだろう。

彼らはN型の例に漏れず抽象的な物事(今ここにないもの)への興味が強く、政治や歴史、ひいては創作物の解釈などが会話の話題に上りやすい。

また型やぶりであり、良く言えば発想が広く、悪く言えばどこかしら常識とかけ離れている点がある。

イメージとしてはENP型はテレビのコメンテーターや、斬新な企画力がウリのYouTuber。
INP型はひたすら自分の興味を追究した結果学者や専門家になるか、社会の煩わしさにウンザリしてニートになるかである。

また、個人的にNiとNe優位の者同士はとても相性がいいと思う。

どちらもN型で今ここにないものへの興味が強く会話の話題の幅が広く、その上収束するNiと発散するNeの性質上会話のキャッチボールがとてもよく噛み合う。

個人的に会話していて1番楽しいと感じるのはENTPとENFPである。

SJ型(Si優位)

SJ型はルールや常識で動く。
ISJ型は自分自身を固く律し、ESJ型はその上で他人も律する。

一般的にステレオタイプ化されているJ型はSJ型であると思っている。血液型占いで言えばモロにA型である。

幼い頃から真面目な優等生だろう。提出物の期限などは絶対に遅れないであろうし、定期試験があったら2週間前からコツコツ勉強するタイプである。

しかしS型であるため、勉強は所詮進学するための道具であるという見方が強く、学問そのものへの興味が強いわけではないだろう。

多くのSJ型は試験や受験が終われば勉強の優先順位は下がるし、大学受験が終われば勉強からは遠ざかる。

持ち前の勤勉さを生かして資格の勉強をする者もいるだろうが、それでもその内容自体に興味があるというよりはその資格で食っていくために勉強するのだ。

NJ型(Ni優位)

NJ型は思想で動く。

NJ型はNP型と同じく今ここに無い話題に興味を示す傾向が強いが、J特有の権威主義的傾向や不確定要素を排する傾向が重なって、自分独自の思想を持ちがちでその思想に基づいて律することに関して強固な意思を持ちがちである。

そのため、NP型が会話の一環として何かをdisったり、意見交換として軽くディベートのようになるのに比べ、NJ型の批判は主張や演説、また意見交換は討論のようになりやすい。

NP型が自分の意に反する世間のルールを批判する、SJ型が世間のルールに基づいて自分の意思を決定するのであるとすれば、NJ型は自分の思想と異なる世間のルールを壊そうとするのだ。

INJ型は特にこの傾向が強く、恐らく自分自身の何らかの思想を持たないINJ型は存在しないとまで言える。

同じNJ型と言っても傾向の度合いや深さはまちまちで、INFJ=INTJ≧ENFJ>>ENTJというところであろう。

INJ型はNP型にJ要素を混ぜたと言え、ENTJはSJ型にN要素を混ぜたと言えるかもしれない。ENFJはその中間である。

イメージとしては、ENJ型は政治家、INJ型は大学教授や政治系寄りの弁護士などだろうか。
NJ型の中で最もSに近いENTJは社長なども合うだろう。

NP型と比較して権威主義的傾向が強く、SJ型と比較するとスケールが抽象的で大きい。

①I・E軸はその行動力の差異を表している


INJ型はその思想を内に秘めて1人で実現を目指す一方で滅多に他人に曝け出すことはあまりないが、ENJ型は他人を巻き込んでそれを実現しようとする。

特にENFJはわかりやすい。
教師になって教育に携わったり、デモや街頭運動に参加したりして、自分の思想を他人に喧伝して動かそうとする者も多いだろう。

NJ型の中でもSに近いENTJは思想というほど仰々しいものではないが、やはり何かを達成する際に他人を巻き込んで連帯して目指す傾向にある。

②T・F軸の差異は動機づけにある

INFJやENFJはFeが強く、社会全体に対して「善のべき論」の観点から動機づけを行うことが多い。

具体例を挙げるなら呪術廻戦の夏油傑や、デスノートの夜神月がわかりやすいだろう。

(ただし、彼らはフワフワして儚いイメージのステレオタイプ的な「いわゆるINFJ」とはやや毛色が違うため、よくINTJに誤診されているのを見る。
私は彼らのようなINFJを「闇堕ちINFJ」と定義している)

夏油は「弱者生存が呪術師のあるべき姿」との思想を根底に持ち、実にFeらしいと言える。

夜神月もMBTIの解釈が割れているものの「正直者がバカを見る世界を変えたい」という思想はFeに由来していると思う。
※ただし後半に行くにつれ「自分の能力を見せつけたい」というTe的欲求が強くなっていくのでENTJ説もありうる。

両者ともこの思想が原因で闇堕ちしていくことになるが、Feはこのように社会全体への自分の考える「べき論」から動機づけを行う傾向にある。

一方INTJはFiを持つため、動機づけは割と個人的な感情や出来事に由来することが多い。

具体例を挙げるならコードギアスのルルーシュがわかりやすい。

彼は体が不自由な愛する(かなりシスコン)妹のために、弱肉強食を国是とする祖国を壊すことを決意する。これはかなりFi的な動機づけである。

自分がNJ型なのでNJの項目はかなり文量が長くなってしまった。

そろそろ全体としても長くなってしまったのでこの辺で〆ます。

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